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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784895226431
作品紹介・あらすじ
女は美しく男は粋でありたいと当時のファッションリーダーだった花魁や歌舞伎役者を真似てセンスを磨きヘアスタイルやコーディネートに工夫を凝らしていた。浮世絵、メイクや髪型、髪飾り、着物、きせるとたばこ入れなど「装い」に関する貴重な資料とともに、江戸時代の豊かな生活を紹介する。
感想・レビュー・書評
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江戸時代の風俗を、ファッションを立脚点にして解説する良書。たばこと塩の博物館とポーラ文化研究所で共催した特別展「装いの文化史」の図録が底本らしく、写真や図が多数収載されていて、それらを眺めるだけでも楽しめる。
おもしろかったのは化粧の項目。流行り廃りはあったが、基本的には薄化粧を良しとして、その手習書もあった由。おしろいを一度塗って、拭いとることを勧めている。よく溶いたおしろいは、拭いとっても薄く残るものだそうだ。
何となく舞妓さんのイメージがあるから厚化粧が基本かと思っていたが、あの白塗りは歌舞伎を真似た芸事にルーツがあるから別の話なのかもしれない。地肌との際が目立たないよう万遍なく塗ることも記され、確かに現代でも顔と首の色が違う女性を見かけるなあと可笑しく思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男性女性それぞれの髷の写真がたくさん掲示されています。
全体的に見たら、女性の割合のほうが多い感じです。
書籍をパッと見る限り、専門書籍のようで尻込みしそうですが、あまり専門知識がなくても読み進められます。
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