せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子

  • 光村教育図書
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感想 : 62
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  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784895722698

作品紹介・あらすじ

今から約150年前、女性はズボンをはいてはいけないという常識に疑問を投げかけ、非難されても抵抗した少女がいました。後に女性初の軍医として活躍し、フェミニストとして知られたメアリー・E・ウォーカーの幼い日を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 「人間って、当たり前だと思っていたことが変わってしまうのが怖いんだよ」
    でもそこから一歩踏み出した彼女に拍手!
    個人的にはもう少しだけ踏み込んで物語を終わらせてほしかった。

  • Keith Negley(@keith_negley) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/keith_negley/?hl=ja

    せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子 キース ネグレー(著/文) - 光村教育図書 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784895722698

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      心で読む大人のためのこどもの本|SPIRE|日本経済新聞 電子版特集
      https://ps.nikkei.com/spire/articl...
      心で読む大人のためのこどもの本|SPIRE|日本経済新聞 電子版特集
      https://ps.nikkei.com/spire/article/culture/cu-01.html
      2021/06/17
  • これは実在した女性、メアリー・エドワーズ・ウォーカーのお話。

    男の子がズボン、女の子はドレスという固定観念を覆し、ズボンをはいた女の子。
    好奇の目も非難の声も跳ね返し、「男の子の ふくを きているんじゃないわ。わたしは わたしの ふくを きているのよ!」と信念を貫く強い女の子です。

    私たちが当たり前のようにズボンを履き、活動的に過ごせるのも彼女の勇気ある第一歩があったからかもしれません。
    今もジェンダーの問題は解決していません。
    根強く残る問題に気づき、NOと言えること。
    それを娘たちに伝えるのにぴったりの絵本でした。

  • 息子8歳6か月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り) ◯
    その他◯

    女性に選挙権がなかった時代のお話。
    スカートをはいていた女性がズボンをはくことって、大変なことだったのですね。
    再認識。

    息子、もくもくと何度も読んでいる。

  • メアリー・エドワーズ・ウォーカーの生き様。 因習を打ち破ることは難しい。 例えば政府広報でも、人の居ないところではマスクをはずしましょうと流れているにも関わらず、いまだにマスク率は高いままだ。もしかしたら、洗脳された子どもたちはもう人前ではマスクをはずすことなど考えられないのではないだろうか。ましてや常識を疑うことなど、生きていくのが辛くなるだけかもしれない。 19世紀にこんなことができたメアリーにはただただ賞賛をおくるばかりだ。

  • 4年読み聞かせ

    表紙を見せたら、「怒った顔の人がいる」「驚いてる」「ドレス着てるのはなんで?」等々の気づきの声があがりました。子どもたちの着眼点も素晴らしいですが、やはり絵の力だと思います。
    内容について、「えっ?!昔はズボン履いたらダメやったん?」&「初めて履いた人のおかげで今自由に履けるんや」という思いが自然と湧き上がったようでした。
    SDGs、ジェンダー、フェミニズムに関連する内容ですが、かわいいイラストのおかげで年齢問わず読みやすいです。

  • 私も小さい頃はスカートが嫌いで、なるべく穿きたくなかった。制服とかは仕方ないし、本当はそれも選択性になればいいとは思うけど、それでもズボンを穿いていられたのは最初に異を唱えた人がいたからなんだろう。どれだけの思いと勇気が必要だっただろう。ありがたい。

  • ジェンダーに関する絵本。実在の人物、メアリーは「女はドレス、ズボンは男のもの」という時代に生き、行動をおこした。作中のお父さんの言葉「人間て当たり前だと思っていた事が変わってしまえのが怖いんだよ」が響く。

  • ちょっとむかし(約150年前)、女の子が着ることができたのは、きゅうくつなドレスだけで、ズボンをはいてはいけなかった。そんなことはおかしいと思っていたメアリーは、ズボンをはくことを思いつき、みんなに見てもらおうと、町へ出かけた。すると、みんなはおおさわぎ、ズボンに文句をつけた。でも、お父さんだけは励ました。学校にもズボンで行こうとしたが、みんなは反対した。教室に行くと、女の子たちはズボンをはいていた。
    ※フェミニストとして知られたメアリー・E・ウォーカーの幼い時の話。みんなに向かって言った「私は私の服を着ているのよ!」がいい。

  • むかし、男の子はズボン、女の子はドレスって決まっていた頃、ズボンをはいて出かけた女の子がいました。
    メアリーといいます。
    まちのみんなは、驚きました。
    メアリーは受け入れてもらえたでしょうか?

    〇みんなが、“自分の服”を着られる世の中になると良いなと思う。
    〇迫害する人、流される人、遠巻きにする人。でも、賛成してくれる人もいた。おうちの人がそうだったのが良かった。

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著者プロフィール

大学で美術を学び、2013年に美術学修士号を取得。その後、作家、イラストレーターとして活躍している。これまでにイラストレーション協会から5つのメダルを獲得したほか、初めて手がけた絵本“Tough Guys”(未邦訳)でケイト・グリーナウェイ賞にノミネートされた。ワシントン州在住。

「2020年 『せかいでさいしょに ズボンをはいた 女の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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