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- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896670110
作品紹介・あらすじ
本書の前編は、日本ではなじみにくく日本人の膚にあわない謀略学という方法論をもって大東亜戦争が国家意思として決定されていくその過程の中枢に斬り込んでいる。後編では、英米系地政学という方法論により軽快かつ明晰に世界史のなかで大東亜戦争を鳥瞰した。
感想・レビュー・書評
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前編 近衛文麿-「仮面の戦争屋」(「八年戦争」と尾崎秀実-大東亜戦争の真実/「ハル・ノート」とロシアの「積極工作」-財務次官補H・D・ホワイトとルーズヴェルト/近衛文麿の「犯罪」-「祖国」ソ連の防衛と対英米戦争/中国共産化と計画経済の導入-日中戦争と近衛文麿の「犯罪」/二・二六事件か、近衛文麿の「新党」か-憲法蹂躙の国家反逆)
後編 虚構の「アジア主義」-「八年戦争」の元凶(「英米なきアジア」は、日本の自殺/「日米の満洲」拒否の代償/「北進」は平和、「南進」は破局-善の「反露」と悪の「親露」/「モンロー主義」との訣別、「アジア主義」の根絶-「制御不能」な二十一世紀のための平和処方箋)/補遺 軍部・「右翼」は、過激「左翼(革新)」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
小林よしのり「戦争論」的な史観もまだまだ浅はかだ。もっともっと大局的にもっともっと詳細に追わねばならぬ、と気づかせてくれる本。日米における共産主義者の暗躍という観点で歴史を眺めるとどうなるか。
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