茶の本 The Book of Tea【日英対訳】(対訳ニッポン双書)
- IBCパブリッシング (2008年4月2日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784896846850
作品紹介・あらすじ
英文で執筆された『茶の本』は、1906年にニューヨークで出版された。武士道が日本文化の「死の術」を述べるものならば、この茶の本は「生の術」を謳ったものである。明治の知識人岡倉天心は、世界に向けて、東洋、そして日本文化のすばらしさを広めるために、本書を執筆した。100年経ってもなお色あせることのないその主張を、原文の英語とともに堪能したい。
感想・レビュー・書評
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-西洋はいつになったら東洋を理解するのだろう、いや、理解しようとするのだろうか?When will the West understand, or try to understand, the East?-
1906年、東京藝術大学を設立者で、ボストン美術館の東洋部門を創りだした岡倉天心が、英文で執筆し、ニューヨークで出版された一冊。戦争の時代、武士道=「死の術」ばかりが取りざたされるなか、あえて、「茶道」=「生の術」を語りながら、世界に向けて、日本の心を知らしめるために書かれた、珠玉の一冊。「西洋」は「現代日本人」におきかえられるかも。老いも若きも、すべての日本人に読んでほしい。英文、日本文名訳、ともに堪能すべし。英語勉強にGOOD!詳細をみるコメント0件をすべて表示
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