この俗物が! (新書y 100)

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896917796

感想・レビュー・書評

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  • 俗物で何が悪い。俗物がこの世をまわしているのだ。なるほどと思うところとそうかなぁと思うところと、そして大きく同意するところもあり。とても面白い語り口だ。私は俗物そのものだし、それでいいと思ってるけど、やはり愚物にはなりたくない。やはり見栄っ張りすぎとか虚構のかたまりとか人を見下げるとかは論外だけど、ちょっとだけハッタリで生きていくのも向上心の現れだと思うから、すこしはがんばらないとね。べつに好きなんだからクロノメーターつけてたっていいじゃないか。そういう細かい例えのところでは笑ってしまった。

  • うーん、だから何?って感じがして、それを著者もわかって書いているんだと思うけど、その意図をわたしはわかってないで読んだから、ひたすらイライラした。

  • 生きにくそうなオヤジの本が大好きなのですが、そんな私にたまらない、この一冊。書庫整理シリーズで出てきたものです。この「現代」を生きるうえで、人はすべからく俗物であり、俗物の呪縛から逃れられはしないのだという、潔さも感じます。インテリだろうが金持ちだろうが、所詮は全て俗物どもの社会なのです。あぁ、でも、私は女性という性別のもとに生まれてしまったので、俗物ではなく、愚物であり続けるしかないのです。はー、なんか一息つきたいわ。って時にどーぞ。どうでもいいけど、ブクログで他人の本棚を見るときの自分の視点は、まったくもって俗物のそれでしかないと思う。うん。

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著者プロフィール

1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に入社したが2006年に退社、執筆活動に専念。「ふつうの人」の立場から「自分」が生きていくことの意味を問いつづけ、『まれに見るバカ』(洋泉社・新書y)で話題に。その後も『アマチュア論。』(ミシマ社)、『会社員の父から息子へ』(ちくま新書)、『定年後のリアル』(草思社文庫)など著書多数。

「2017年 『ウソつきの国』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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