藤と日本人

著者 :
  • 八坂書房
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本棚登録 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784896942835

作品紹介・あらすじ

いにしえの万葉集に詠まれた美しい「藤波」や平安貴族が愛した藤の宴から、『鬼滅の刃』の藤襲山まで−−日本人と藤との長い付き合いの歴史を繙き、独自の視点で考察する。「果たして藤花は鬼を封じることができるのか!?」
好評『縁起のよい樹と日本人』に続き、美しいカラーと共に贈る、ありそうでなかった「藤の文化誌」!

感想・レビュー・書評

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  • 古木も多く、古事記にも登場する藤は、桜のように意識することはないが、身近な場所に存在する。
    つる性樹木という特徴から中国では忌避されてたが、日本で親しまれたのは藤原氏の繁栄が影響しているともいう。
    その幹の様子から蛇に見立てられ、和歌や祭りや衣服などにも関わり、これほど深く根付いていることに改めて驚く。
    鬼滅の刃における藤の考察は、花から離れていってしまい必要だったのか疑問。
    子供の頃は砂場に藤棚があるイメージだが、上品な紫色が揺れる花は美しい。
    また季節になったら色々な藤を見に行きたい。

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著者プロフィール

1937年、岡山県に生まれる。1956年から1993年まで大阪営林局で国有林における森林の育成・経営計画業務などに従事、1993~2003年3月まで近畿大学総務部総務課に勤務。2003年より2009年まで(財)水利科学研究所客員研究員。1993年第38回林業技術賞受賞。

「2018年 『和紙植物』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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