しまふくろうのみずうみ (北の森から)

著者 :
  • リブリオ出版
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本棚登録 : 91
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (41ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784897848747

感想・レビュー・書評

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  • 少年時代のほとんどを、北海道の北の田舎で過ごしたという、手島圭三郎の作品。
    版画で繰り広げられるシマフクロウの親子の世界が、圧倒的な迫力と美しさで迫ります。
    しんと静まりかえった夜の湖。
    お父さんフクロウは、湖面を見つめて魚がはねるのをじっと待ちます。
    鋭い爪で獲物を捕らえたときの、両開き場面の力強さ。
    フクロウが魚を捕らえて食べることなど、子どもたちは知らなかったらしく、声をあげて驚いていました。
    湖の向こうに夕日が沈むところ、波紋が広がるところと、静けさを取り戻すところ、すべて単色刷。
    自然の厳しさと雄大さをしっかりと伝え、神秘的なほどの世界観があります。
    冬の初めに、ぜひ子どもたちに聞かせたいお話。

  • 4歳6ヶ月。図書館

    「くまげらのはる」を読んで親子で気に入ったので
    手島さん作の第二段。

    しまふくろうの家族のある一日のおはなし。
    子どものためにお父さんふくろうが狩へいきます。
    静けさの湖で耳を澄ませ、魚が水面へやってくるのを待ちます。
    魚を見つけたお父さんふくろうが羽を大きく
    広げた姿は圧巻。

    物語の中に波紋、朝霧といった日常生活では
    子どもがなかなか耳にすることのない
    美しい言葉が出てきます。

    やはり1ページ1ページが一枚の版画の
    作品のようでとても素敵な絵本です。

  • しまふくろうのお父さんが子供のために湖の魚を捕る

    しーんと静まり返った夜の雰囲気が伝わってくる

    作者のデビュー作?

  • 版画絵本
    シマフクロウの狩のようすや子育ての様子がわかります

    読み聞かせ時間は4分位です

  • シマフクロウの親子の話。

  • 北海道に生きるシマフクロウの親子の姿を版画で表した絵本。湖も山も空も綺麗だけれど、フクロウの眼や毛や羽が美しく、また力強く彫られている。

  • 2012.10.17 5-1
    2012.10.17 5-2
    2012.10.17 5-3
    2012.10.17 5-4
    2012.11.28 6-1
    2012.11.28 6-2
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    2012.11.28 6-4

  • 2003年度  3年生  9月  6分

  • 北海道の深い深い山奥に住む、ふくろうの親子のお話です。
    自然の雄大さ、厳しさを感じる1冊です。
    読んだときの、何とも言えない緊張感、張り詰めた空気感をぜひ感じて下さい。

  • 手島 圭三郎氏作品
    絵が息子のお気に入りです。
    版画と思われる力強い線がいいです。しまふくろうの家族愛と北海道の大自然。

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著者プロフィール

北海道生まれ。『しまふくろうのみずうみ』では絵本にっぽん賞を、『きたきつねのゆめ』はボローニア国際児童図書展グラフイック賞を、『おおはくちょうのそら』はドイツ児童文学賞絵本部門ノミネート賞など、数々の賞を受ける

「2023年 『みずならのいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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