またここか

著者 :
  • リトル・モア
3.35
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本棚登録 : 485
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784898154939

作品紹介・あらすじ

5万部を突破した『往復書簡 初恋と不倫』の坂元裕二、待ち焦がれた最新刊!

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東京サマーランド近くのガソリンスタンド。
店長の男と風変わりなバイトの女。
そこにやってくる腹違いの兄だという男と、不貞腐れた看護師の女。

ガソリンの匂い、汚いタオル、大事なお客様にはマドレーヌ
ハンドスピナー、つかないライター、シャープペンシル
常温のシャンパン、届かなかった葉書、不意に回る扇風機……
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「カルテット」「最高の離婚」「anone」「東京ラブストーリー」…数々の名ドラマを生み出しながら
今年3月、ドラマ脚本の執筆をしばらく休止することを発表。
その後の第1作として注目を集める舞台脚本を、緊急出版!

父はなぜ死んだのか―—
ドロリとした状況と、反比例する小刻みな笑いの波。
滑稽な愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 近杉の唐突に出てくる破壊衝動のような闇を
    根森も宝居も示野ももっている。
    近杉は兄である値森に辛いと言いたかった訳でも、助けてと言いたかった訳でもない。
    ただただ遊びに来て欲しかった。
    最後の章はまるで近杉の欲しかった夢の世界であるようにも思える。
    舞台でも見てみたかった。

  • なんかスラスラ読めるのに読みにくい。
    近杉にイライラしてきて徐々に不穏になっていく…。

    舞台で観たらまた違うんだろうな。

  • 練習で使う予定があったので読んでみた。
    近杉にわりと共感を感じるので、産まれてしまったな、しんどいなと思う。彼に対して思っているというわけではないけど、自分自身に対してはやはり殺してくれと思うし、黄色い救急車読んでとじんわり思っている。もちろん彼ほど深刻でも真剣でもないんだけど漠然と。でも僕と彼は同じ人間だ、と思うこと自体がなにか的外れだと思う。
    僕たちはみんな生まれてきちゃいけなかったんじゃないかと考えるたびに、そう考える自分を否定したいと思っている。誰も悪くないんじゃないから悲しいんだよなぁと。

  • 坂本裕二さんだけが持つ色がある
    坂本裕二さんだけが持つ音がある
    坂本裕二さんだけが持つ言葉がある

  • 2018年9月28日から10月8日までDDD青山クロスシアターで上映されていた公演を単行本化した作品。

    前作『往復書簡 初恋と不倫』が良かったので手にしましたが今回はそれ程のめり込む事が出来ず読了。

    舞台となっているのは東京サマーランド近くのガソリンスタンド。

    登場人物は近杉祐太郎、根森真人、宝居鳴美、示野香夜子の4人のみで男女二人づつが織りなす会話劇。

    腹違いの兄だという男、根森が現れる所から物語は展開する。

    父の死の謎を解くミステリータッチにコミカルな要素が散りばめられている。本ではなく舞台で堪能してみたかった。

  • 20221221

  • 麦茶の代わりに味噌汁。
    味噌汁のおともにマドレーヌ。
    一見交わらない点同士が、本を読み終えると全て結びつく展開に震えました。人間の愚かさ、脆さが生々しくて人間らしくて、だからこそ共感できて…。人間って愛おしい存在だけど憎い存在だし、そんな様々な面をした人物を描かれている坂元さんの作品の私は虜です。

  • 舞台の脚本の書籍化?
    こういった形のものを始めて読んだので、なかなか慣れず。話も不思議な感じで結局なんなのか全く理解出来なかった。

  • だめだだめだと思いながらやってしまう
    登場人物が多すぎてちょっと難しい

  • 何ひとつわからなかった…
    セリフとト書きで構成されています。

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著者プロフィール

脚本家。ドラマ「東京ラブストーリー」「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「わたしたちの教科書」「Mother」「Woman」「カルテット」等、向田賞ほか受賞多数。映画、舞台でも活躍。海外でも高い評価を得ている。

「2022年 『初恋の悪魔 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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