- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784898310205
作品紹介・あらすじ
本書は、井深大と並ぶソニー株式会社のファウンダー(創業者)盛田昭夫によって、一九六〇年代から九〇年代にかけて執筆された論文の集大成である。
感想・レビュー・書評
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【盛田昭夫の論文の集大成】
ソニー創業者の盛田昭夫の一冊。
『MADE IN JAPAN』を読んだ後に読むとあまり真新しい要素はあまりない。むしろ、『MADE IN JAPAN』の方が詳細に書いており読んでて面白い。
世界中で使われる製品を作ったSONY創業者が思う、国際社会で通用する、経営、経済、金融、働き方、コミュニケーションの仕方などをレクチャーしてくれる。
感じるのは、昔から日本はいままで殆ど変わっておらず、盛田昭夫が指摘する国際化への遅れは、まったく状況が変わっていないという点だ。
きっとこれから10年先も、日本の状況は変わること無く衰退することになるんだろうなと容易に想像できる。
逆を返せば、ここに書かれていることを実践したものは、少なくとも国際的な基準のスタートラインに立てるわけで、読んだだけではなく、実践していくことをオススメする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
説明するまでもなく、SONY創業者の盛田昭夫氏。盛田氏が様々なところに寄稿されたものを編纂したもの。何十年も前に書かれたものでも、伝えようとしている本質は今の世にも通用する普遍的な内容が多いことに驚かされる。
「製品を商品としようとする場合には、その製品を手に入れたいという欲求を人々の間に喚起させなければ、いかに優れた製品であっても商品にはなり得ない」