本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900779020
感想・レビュー・書評
-
アメリカのハンナ・バーベラ・プロダクションが作った「Wacky Race」を「チキチキマシン猛レース」にして大盛況を誇った仕掛け人による回顧録。
アメリカから輸入したものにそのまま翻訳を充てるんじゃなくて、ちゃんと日本風味に演出しないと昭和40年台の日本人には受け入れられなかったのだ、という話です。で、そのためのアドリブ、やりとり、苦難、色々。
今は亡くなった野沢那智、広川太一郎、神山卓三なんてメンツを見ると、この辺の尊敬すべきメンツは、好き放題やらせてくれる現場があって、むちゃくちゃなものを求められていて、それで後の大きな仕事になっていったんだなぁーって、しみじみする。
本自体は高桑本人による自慢アワーみたいな感じなので、あんまり読んでいて気分がいいわけでは、ない。「昔はよかった」であり、「今の若者は……」である。
この「好き放題やらせてくれる環境」というのが、今ァないんだろうなぁ……。詳細をみるコメント0件をすべて表示