オーソン・ウェルズ

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784900997615

感想・レビュー・書評

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  • 「市民ケーン」がフランスで公開された時、評価の低いレビューがいくつかあり、それに対してバザンがウェルズを擁護する為に書いた論評。
    出版が1950年で、主に話されているのは「市民ケーン」と「偉大なるアンバーソン家の人々」について。
    普段聞きなれない単語(デクパージュとか)が多々あり、スラスラとは読みにくかった。
    アメリカでの評価とは違い、スタイルしかないと言われてしまう(表現主義ぽいとか) のがフランス的な視点だなと思った。

  • フランスの映画批評家、アンドレ・バザンによるオーソン・ウェルズの研究本。

    オーソン・ウェルズの天才性がこれ一冊でわかってしまうような革新的な本である。ウェルズが開発した技法についても触れ、彼なりの分析をしっかりと述べられている。

    それどころか、サルトルによる『市民ケーン』評も載っており、興味深い。

    200ページもない本だが、内容の濃さには驚く。

  • 【選書者コメント】ジャン・コクトーの序文つきのバザンによるオーソン・ウェルズ論。他、4編の雑誌記事を資料として訳出。
    【請求記号】7700:1368

  • 観に行きたかった、、、
    生誕100年 オーソン・ウェルズ――天才の発見 | 東京国立近代美術館フィルムセンター
    http://www.momat.go.jp/fc/exhibition/welles-2015-11/

    INSCRIPT
    http://www.inscript.co.jp/b1/978-4-900997-61-5

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著者プロフィール

著者アンドレ・バザン(André Bazin)1918年4月18日生まれ。40年代半ばからシネクラブ活動と並行して、『ル・パリジャン・リベレ』、『レクラン・フランセ』、『エスプリ』等の紙誌に映画評・映画論を寄稿。48年にシネクラブ「オブジェクティフ49」を組織し、翌年「呪われた映画祭」の開催にも尽力する。51年に『カイエ・デュ・シネマ』を創刊し、後にヌーヴェル・ヴァーグを担うことになる若き批評家たちが集う。主要論考をまとめた『映画とは何か』全4巻の刊行を前にして、白血病により、58年11月11日歿。2017年末にフランスで全集の刊行が予定されている。

「2015年 『オーソン・ウェルズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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