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- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784900997615
感想・レビュー・書評
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「市民ケーン」がフランスで公開された時、評価の低いレビューがいくつかあり、それに対してバザンがウェルズを擁護する為に書いた論評。
出版が1950年で、主に話されているのは「市民ケーン」と「偉大なるアンバーソン家の人々」について。
普段聞きなれない単語(デクパージュとか)が多々あり、スラスラとは読みにくかった。
アメリカでの評価とは違い、スタイルしかないと言われてしまう(表現主義ぽいとか) のがフランス的な視点だなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フランスの映画批評家、アンドレ・バザンによるオーソン・ウェルズの研究本。
オーソン・ウェルズの天才性がこれ一冊でわかってしまうような革新的な本である。ウェルズが開発した技法についても触れ、彼なりの分析をしっかりと述べられている。
それどころか、サルトルによる『市民ケーン』評も載っており、興味深い。
200ページもない本だが、内容の濃さには驚く。 -
【選書者コメント】ジャン・コクトーの序文つきのバザンによるオーソン・ウェルズ論。他、4編の雑誌記事を資料として訳出。
【請求記号】7700:1368
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