本の虫: その生態と病理-絶滅から守るために

  • ケイツー
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本棚登録 : 85
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901006378

作品紹介・あらすじ

すべての本好き人間必携の、「本の虫」の生態と病理に関する研究奇書がついに登場。

感想・レビュー・書評

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  • これは私のことだ!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「これは私のことだ! 」
      病気とか絶滅とか、ちょっと剣呑ですが、読んでみよう。。。
      「これは私のことだ! 」
      病気とか絶滅とか、ちょっと剣呑ですが、読んでみよう。。。
      2014/03/20
  • ここでいう「本の虫」とは、本好きの人間や、本を食べる虫のことではなく、人間に感染(?)して本好きにしてしまう虫の事。そして、本が好きな人間は、この「本の虫」に感染されていると、著者は主張する。しかも治療する術の無い、ある意味不治の病なので、感染したら最後、虫とは一生仲良く付き合って共生して行かなければならないという(笑)。本との付き合い方に様々なスタイルあるのは、本の虫にも色んな種類があるからで、「読み虫」、「図書館虫」など様々。本を書く側にも本の虫が影響を与えており、「書き虫」、「日記書き虫」などなど。虫の姿に関しては、研究者のスケッチ(ディズニーのオバケのような?)が添えられている。ユーモラスな虫のユーモラスな生態の観察記録は、裏を返せば読者の性癖の詳細な分析結果でもあるので、思わず納得したり、こうはなりたくない(笑)、などと考え込んでしまう。自分を知るためにも、読んで楽しい一冊。

  •  とても真面目に本の虫について論じているかなり愉快な本。本の虫が今読んでいる本の上にも、そして自分の脳内にもいると思うと嬉しくなる。これからも本の虫を飼うヒトとして、善玉虫と上手く付き合っていきたいと思うばかりだ。

  • 最高にジョークの効いた本。
    あまりに欲しい欲しい言ってたらおかんが先日誕生日にプレゼントしてくれました。

  • 海外の読書事情はわからないし、紙魚の本でもないです。
    やたらと訳注があると思ったらなるほどね。
    図書館の本にドッグイヤーやライン引くのはどうかどうかやめていただきたい…。
    でも、私たち図書館人も、また違った本の虫に取りつかれているのかもしれないなとは思います。

  • ずっと前に図書館で立ち読みして、面白いのでまた今度借りようと思ったきり見失った本を、別の図書館のリサイクルコーナーで見つけたのでもらってきた。やっぱり面白い。くだらないネタ本でもあるけど。

  • 本への愛が高じて、翻訳書まで作り上げちゃった、っていう体裁。イラストの楽しさもさることながら、いちいち”なるほど”って納得させられる、各種”本の虫”の生態も素敵。『この虫、うちにもいっぱいおるんちゃうかな!?』とか考えながら読み進める作業そのものが、自分の本好きを再確認する愉悦に包まれていた。そして読了後、もっともっとたくさんの本の虫に囲まれた生活への憧憬が、更に強くなった訳です。

  • 2018年10月14日に紹介されました!

  • ヤング=薄井さんです……
    参考文献にいたるまででっちあげてて、いやもうご苦労さん……。

    アートディレクション / 長友 啓典+K2
    ブックデザイン / 福田 真一
    イラストレーション / フロッギー・バディ

  • わらえる。恐らくこんな本を買う人は本の虫のはず。だからにやにや自分のことかと笑いながら読める。面白おかしい本。しかし、行間から感じられるのは著者の本への愛情と読書家が減っていることの悲しみである。

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