機能不全家族(アダルトチルドレン)

著者 :
  • アートヴィレッジ
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本棚登録 : 105
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901053624

作品紹介・あらすじ

ダ・ヴィンチもアインシュタインも漱石もみな、病をかかえていた!!あの酒鬼薔薇聖斗には「発達障害」と心的トラウマが絡み合っていた。ニート、引きこもり、青少年犯罪など社会病理現象の背景には、ほとんど「発達障害」と「機能不全家族」がある。長期の引きこもりやニート、青少年の凶悪犯罪がこんなに増えているのは日本だけ!カゲのうすい父親、過干渉的な母親が家庭病理を作っている!!しかし、「心の病」には必ず解決の道があります。

感想・レビュー・書評

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  • 分かりやすいし、親身に語りかけて、説明してくれてる感じで読んでいて安心感がある。

  • 人生や他人を傷つけるのも表現の一つには違いない。
    もっとましな方法を選びたい。

    依存性人格 依存的性格
     特徴 協調性欠如
        孤立、疎外感
        劣等感
        攻撃性(怒り)
        自我の傷付きやすさ
     両親の離別体験 48.4% 15歳以前
             小児期の喪失体験は子供の人格形成         に大きな影響を及ぼす。

    『精神科に行こう』大原広軌
    『もっと安全な場所へ』 1990 カナダ
    小此木啓吾
    『ハートをむしばむ性格と行動』福西勇夫
    『愛は寿命を延ばす』オーニッシュ

    家庭で父親が果たす役割
    両親の信頼関係

    自殺は孤立の病であり、救いを求める願望の表現

    人間同士が愛情や信頼を獲得してそれを維持するためには多大な努力と忍耐を必要とします。

    抜毛癖 トリコチロマニア

    人格発達のゆがみは病気ではない。病気ではないが、そのゆがみが反社会的な行動を引き起こすことがある。ゆがみを矯正するためには、カウンセリングによる自己洞察が望まれるが、彼らは自分の問題行動をなおしたいという動機づけがないため治療は困難だ。

  • 心の問題のほとんどに機能不全家族や発達障害が絡んでいるということで、事例を交えて分かりやすく説明された本。
    ときどきマユツバな話も出てくるけど面白く読めた。
    ・部活やバイトを通して、子供が大人のモデルとなる人と交流できる機会を設定する
    ・ADHD、LDの就職のために→バイト・ボランティア経験、親以外でも信頼できる年長の人との関係を持つ
    ・ビタミンB1=風紀ビタミン
    ・マザー・テレサ効果→免疫機能の上昇
    ・ACは人に奉仕する職業で相手から感謝される仕事に向く傾向あり

  • 病気のカタログみたいな話。
    機能不全家族についての情報はあまり多くなく、
    読者が本当に求めている対処法とか
    どんな家庭が機能不全家族に陥りやすいかという情報はない。
    実例がいくつかあるものの、似た環境て病気を発症していない人もいるわけで、この本だけでは家庭が原因とは言えないと思う。

  • ゲーム脳とか言う人は医学博士でも信用ならない。

  • 立ち読み:2011/1/27

  • アダルトチルドレンについて学びたくて読んだ。
    しかしアダルトチルドレンについて書かれている箇所はほんの一部だった。
    メインは発達障害と併発する病な気がする。
    精神医学について幅広く書かれているので面白いが、タイトルどおりの内容を期待していたため少し残念。

  • <b> さらにフロイトの主張によれば、ゆがめられた性欲が女性に向かないで、強い知的好奇心と知的探求衝動に向かったのではないかといいます。つまり彼は「愛する」代わりに「知ること」を選んだというのです。</b>/「「愛する」よりも「知ること」を選んだ天才、レオナルド・ダ・ヴィンチ」<br>
    (P.18)

  • うつ、ADHDやAS(アスペルガー症候群)などの軽度の発達障害など、
    現代社会において周りの人とは同じ生活をする事ができずにいる人達がいることを知る。
    鬱のように、精神的なものではなく、
    体調が悪いだけだと思い込み、
    原因がわからずに、寝込んでしまうパターンは、
    周りの人の理解も得づらく治す事も難しい。
    ADHDやASは、育った環境が問題なのではなく、
    病気と考えてよいだろう。
    雑務や家事、先を読んで手順を考える事、
    やりかけた仕事を確実に続ける事が苦手、
    衝動をコントロールできないなど、
    健常者との境界線を引くのが微妙で難しいのではないだろうか。
    世間に名の知れた、優秀な人々の中にも、
    このような障害を持った人が多いという事に興味を持った。

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著者プロフィール

1973年、福島県立医科大学卒業、神経精神科入局。79年、医学博士。84〜85年、アメリカ・エール大学児童精神科留学。93年よりロマリンダクリニック心療内科勤務。2001年、福島県立医科大学神経精神科助教授。03年、福島学院短期大学福祉学部教授。06年、福島学院大学大学院附属心理臨床相談センター所長。1990年に大腸ガンを発症し、切除手術を受けるが、7ヵ月後に再発(肝転移)。ガンの食事療法「ゲルソン療法」を簡略化した「星野式ゲルソン療法」を考案・実践し、克服した経験を持つ。また、自らが発達障害の一つであるADHD(注意欠陥・多動性障害)であることを公表している。

「2017年 『ガンを食事で治す星野式ゲルソン療法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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