原発暴走列島

著者 :
  • アストラ
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901203463

感想・レビュー・書評

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  • 原発暴走列島 単行本(ソフトカバー) – 2011/4/27

    エネルギー政策までは踏み込んでない
    2011年11月27日記述

    自動車絶望工場などの著作がある鎌田慧さんの本。

    今回の震災を受けての原発事故についても述べているけれどもこの本の多くはかつて著者が発表したものを再編集した本。

    反原発の立場からの取材が中心。
    当たり前だが電力会社、それを進めた自民党政権、への批判は厳しい。
    マスコミについても広告費関連のためかベタ記事で済ませてきた過去が分かる。

    物足りない点は基本的にこれまでについて語っており、これから(未来)どうするべきかが脱原発のみでエネルギー政策をどうするかまで踏み込んでいない点。
    風力や太陽光ではやはり限界があるのも事実なのだ。
    また、編集が甘いという指摘が他のレビューにあった。それ以外に漢字の変換が奇妙に思う点があるのもいただけない。例(そのご)

    漢字をなるだけ使わないという方針ならそれはそれで良い。
    しかし読んでいてひっかかりを覚えるようなひらがな変換はやめて欲しい。
    ニュース、新聞などの使い方に合わせて欲しい。

著者プロフィール

鎌田 慧(かまた さとし)
1938年青森県生まれ。ルポライター。
県立弘前高校卒業後に東京で機械工見習い、印刷工として働いたあと、早稲田大学文学部露文科で学ぶ。30歳からフリーのルポライターとして、労働、公害、原発、沖縄、教育、冤罪などの社会問題を幅広く取材。「『さよなら原発』一千万署名市民の会」「戦争をさせない1000人委員会」「狭山事件の再審を求める市民の会」などの呼びかけ人として市民運動も続けている。
著書は『自動車絶望工場―ある季節工の日記』『去るも地獄 残るも地獄―三池炭鉱労働者の二十年』『日本の原発地帯』『六ケ所村の記録』(1991年度毎日出版文化賞)『ドキュメント 屠場』『大杉榮―自由への疾走』『狭山事件 石川一雄―四一年目の真実』『戦争はさせない―デモと言論の力』ほか多数。

「2016年 『ドキュメント 水平をもとめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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