ネオンと絵具箱

著者 :
  • 月曜社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901477277

作品紹介・あらすじ

起きぬけに池の金魚とメダカに餌をやる日常のヒダの間に唐突に言葉の洪水、何の役にも立たぬ文字の束が押し寄せる。モナ・リザのサイズと名画との相関を考察。木漏れ日のトンネル樹木を通過している時、なぜか「夢」の一文字が通り過ぎる。夢を組み立てる素材とは一体何なんだろうか。造船所に向う道で初心が忍び寄り、真昼の二時開店のスナックで「ド演歌」の「ド」にはまり、ド田舎のチャリ峠でネオン管に絵具のにおいがからみつく…。毎日と絵。エッセイ集(2003〜2006年)。

感想・レビュー・書評

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  • めちゃくちゃよかった。2003年から2006年にかけてくらいのエッセイをまとめたもの。いいなぁ、やっぱり、と。この人、好きだなぁ、やっぱり、と。しみじみと。この人の視線には全幅の信頼を置いている。こういうキレッキレのおっさんになりたい。て、思うけど、ちょっと僕とはタイプが、ちょっとつか、だいぶ違う。でも、憧れる。ほんとに。(11/3/13)

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著者プロフィール

大竹伸朗(おおたけ・しんろう)
画家。1955年東京生まれ。74年~80年にかけて北海道、英国、香港に滞在。79年初作品発表。82年以降、東京、香川、広島、ソウル、ロンドン、シンガポールにて個展。瀬戸内国際芸術祭、光州ビエンナーレ、ドクメンタ、ヴェネチア・ビエンナーレ、横浜トリエンナーレ、アジア・パシフィック・トリエンナーレ、ハワイ・トリエンナーレなど国内外の企画展に参加。著書に、『既にそこにあるもの』『ネオンと絵具箱』(ちくま文庫)、『ビ』『ナニカトナニカ』(新潮社)ほか多数。2022年11月に東京国立近代美術館で回顧展を予定。

「2022年 『見えない音、聴こえない絵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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