クリスチャンの成長を阻む12の誤解

  • 地引網出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901634113

感想・レビュー・書評

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  • とても引き込まれてすぐに読んでしまいました。ここに書かれている誤解のほとんどを僕もしているかもしれないと感じた一冊です。お勧めの本です。

  • 「聖書的に聞こえるが,実は聖書の意図から外れている12の思い込み」をカウンセリングの実例を交えながら聖書に照らして吟味している。主にある成長を望む人に,励ましと希望を与える本であり,援助者としての自己の成熟にも役立つものである。。(村田美香氏)
    『牧会相談の実際』あめんどう、2014、第四章心悩む人の理解と支援のためのブックガイドP200-201から抜粋引用。

  • クリスチャンが心理的な生きづらさを抱えるにいたる、陥りやすい経緯をわかりやすくまとめてある貴重な1冊。

  • 非常に有益な本。“聖書的”思い込みからの解放、という本書の副題は、特に聖書を重んじるキリスト者にとって挑戦的だ。聖書こそ信仰生活の唯一の規範と教えられ、従い続けようとするにも関わらず、なぜかその信仰生活に喜びが無い……。このような悩みを持つひとは少なくない。本書はその原因を、12個の「“聖書的”思い込み」に見出している。
    それは、?自分の必要を満たすことは自己中心である、?霊的な歩みをしていれば痛みや罪深さとは無縁になる、?行いを変えれば霊的にも感情的にも成長する、?ただ主に委ねればいい、?私の回復はいずれ終わるはず、?過去を振り返るのはやめよう、?神がいれば人はいらない、?「○○すべき」は良い動機である、?罪悪感と恥は私の益となる、?正しい選択をすれば霊的に成長する、?正しい事をするのが大切で動機は二の次である、?真理さえ知っていれば成長する、という以上12の命題である。
    これらすべての「思い込み」は、いわゆる「受肉の福音」の軽視の問題に収斂する。神、そして神の啓示である聖書を重んじるのは当然である。しかし神との個人的交わりと称して「垂直」の関係のみに留まろうとするところに問題が生じる。神がこの世界に降り給もうたということは、われわれ人間の具体的な状況に入り込んで下さったということ。聖書が示す神は人間関係のただ中に働かれる神であって、ひたすら聖書知識を蓄えることだけでは理解し得ない。人々との交わりは、言うなれば「水平」の関係である。この「水平」と「垂直」、横棒と縦棒の合えるところが十字架なのだ。それが聖書それ自体の発するメッセージでもあるのだろう。

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