究極の身体

著者 :
3.75
  • (5)
  • (2)
  • (3)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 33
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784901904001

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人間の進化を遡ると、手足はなくなり、背骨で動く魚にたどり着く。
    魚は背骨の動きだけで、猛烈なスピードで泳ぎ、水圧にも負けず、急激な方向転換もする。
    背骨で動く力は想像以上に強大であるはずが、人間は手足が使えるようになった分、かつての動物的な身体の使い方を忘れてしまった。
    背骨だけでなく、いかに身体をバラバラに動かせるか。
    そして、それをいかに連動させることができるかが、究極の身体動作へのキーである。
    そんなお話です。読み応え十分すぎて、疲れました。
    感覚的なお話なので、動きの違いを経験したことのない人には、全く理解できないかもしれません。
    個人的には、非常に面白く読むことができました。
    身体動作に興味がある人は、読んでみるといいかもしれません。
    たくさんのヒントが詰まっています。
    若い頃、フルコンタクトKARATEという雑誌に高岡氏の連載がありましたが、文字ばかりで読みとばしていたことを思い出しました。

  • 著者の提唱する身体意識構造システムと独自の概念を、暫定的にでもふまえたうえで読む本としては、最も面白い。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

運動科学者、高度能力学者、「ゆる」開発者。運動科学総合研究所所長、NPO法人日本ゆる協会理事長。東京大学卒業後、同大学院教育学研究科を修了。東大大学院時代に西洋科学と東洋哲学を統合した「運動科学」を創始し、人間の高度能力と身体意識の研究にたずさわる。オリンピック選手、企業経営者、芸術家などを指導しながら、年齢・性別を問わず幅広い人々の身体・脳機能を高める「ゆる体操」をはじめ「身体意識開発法」「総合呼吸法」「ゆるケアサイズ」など多くの「YURUPRACTICE(ゆるプラクティス)」を開発。多くの人々に支持されている。東日本大震災後は復興支援のため、ゆる体操プロジェクトを指揮し、自らも被災地で指導に取り組む。 著書は、『肩甲骨が立てば、パフォーマンスは上がる!』『キレッキレ股関節でパフォーマンスは上がる!』『高岡式超最強の疲労回復法』(小社)、『究極の身体』(講談社)、『サッカー球軸トレーニング 日本サッカー本気で世界一になれる計画』(世界文化社)、『脳と体の疲れを取って健康になる決定版 ゆる体操』(PHP研究所)など、100冊を超える。

「2022年 『内転筋軸トレーニングで、パフォーマンスが上がる!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高岡英夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×