枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記

著者 :
  • 寿郎社
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本棚登録 : 159
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902269505

感想・レビュー・書評

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  •  結婚も出産も別居も離婚もしたこがない、北大路公子(きたおおじ きみこ)さん。「枕もとに靴」、ああ無情の泥酔日記、増補新装版、2012.5発行。37歳の日々と38歳の日々の酒飲みエッセイですw。

  • 内容は面白いが、量が多いので読み終えるのに体力がいる。

  • 八戸ブックセンターでなんだか面白そうだとサイン入りのこの本を購入した。読んでみて、あれ?ずっと前にブログで読んでたモヘジさんだ、と知った。大好きでいつも読んでたモヘジさんのブログだったが。まさかこんなところで再会するとは!
    あいかわらずの文章の切れ味。ぐふふと笑ってしまう数々の出来事。もう、嘘か誠か知らんけど、面白いからいいじゃんね。

  • 妙齢の飲んべえによる開けっぴろげな日記エッセイ。悪ノリした時の文章が空知英秋に似ていてその内「チーズ蒸しパンになりたい」とか呟きそう。猫のアテレコが非常にリアル。ご飯時の猫は多分みんな同じことを言っている。
    もともと日記なだけあってエピソードは大量で、一つ一つはすぐに読める短さ。当たり外れというと語弊があるが、その時々で面白いと思う箇所が違うので長期間楽しめる本だと思う。

  • お酒のエピソードばかりと思いきや、、緩急にやられたな~!

  • かなり読み進めるのが辛かった。この本自体、あまり男性向きではないと思う。帯には笑えるエッセイという感じで書いてあったが、ほとんど笑えず、むしろイラっとすることの方が多かった。

  • 一度、一緒に飲んでみたい。
    面白すぎる日記のなかに、
    春洗い、夜祭り、過去読みなど、
    ファンタジーな少し寂しくて
    繊細な話が突然混じってくる。
    多才な人なんだなー。

  • 40代のエッセイではピカイチのおもしろさではなかろうか。取り立てて変わったこともなく、どこに行くでもなく
    半径5キロで語られる世界。酔っ払いと猫と家族と少々彼氏、それぞれが筆者の筆力により個性的に唯一無二の存在感をはなっている。うそがかなり混在していると冒頭からばらしているが、それでも北海道のこの地方にはこんな伝統行事があるのだなあと思わせてしまう。

  • 文章がうまいなあとしみじみ読んだ。日記はひたすら面白く、嘘日記(というか小説)は幻想的でちょっとこわい。日記かと思いながら読んでいくと、いつの間にか平行世界みたいな別のところに連れて行かれている感じでじわじわ不安になるのが癖になる。
    日記内で思考をつらつらリズミカルに書いている部分なんかはちょっと町田康テイストも感じる。好き。

  • どれが嘘なのかマコトなのか・・・不思議な世界のエッセイ。その嘘話がとてもステキ!

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著者プロフィール

1960年代、北海道札幌市生まれ。文筆家。2005年、ネットの公開日記をまとめた『枕もとに靴――ああ無情の泥酔日記』で寿郎社からデビュー。著書に『最後のおでん――続・ああ無情の泥酔日記』『ぐうたら旅日記――恐山・知床をゆく』(以上、寿郎社)、『生きていてもいいかしら日記』『頭の中身が漏れ出る日々』『すべて忘れて生きていく』『私のことはほっといてください』(以上、PHP文芸文庫)、『ロスねこ日記』(小学館)、『いやよいやよも旅のうち』『石の裏にも三年』『晴れても雪でも』(以上、集英社文庫)など。

「2020年 『ハッピーライフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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