- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784902307337
作品紹介・あらすじ
シャイで奥手な男子へ贈る「正しい恋愛のはじめ方」わかりやすく解説します。
感想・レビュー・書評
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本書は恋愛を主なテーマとする筆者が『まったく恋愛経験のないオタク男子』に向けて基礎からからわかりやすく解説し、好きな人に好かれるオタク、恋愛能力を持てる(=モテる)オタクになる方法を伝授するものです。
はじめにお断りしておきますが、僕はこのジャンルは専門外です。しかし、恋愛に関する本では彼女のエッセイは群を抜いて面白いので僕は彼女は作家としてデビューするきっかけとなった『59番目のプロポーズ』以来すべての作品を拝読させていただいております。
そんな彼女が今回上梓した本は『これを読めば彼女ができる! 』と言うコンセプトの元、恋愛経験0のオタク男子に向けてそれこそ基礎の基礎から懇切丁寧に解説した恋愛指南書でございます。なぜかこれが地元にある大手の本屋では「サブカルチャー」の棚に置かれておりましたが、それはさておいて、『コミニュケーション』と『見た目』大別してこの2つを大きく改善。具体的には『壁うちトーク』と呼ばれる聞いてもいない話を延々とする。などの事をやめて相手の話をきちんと聴いた上で自分の意見を言ったほうがいい。や、『見た目』を改めるにはGAPなどの店にいって店員さんに見繕って一揃い服を買う。さらには常に清潔であれ、とうの具体的なアドバイスが書かれていて、過去に幾多もの男性との恋愛を経験し、その果てに出会った夫(ファンの間では『59番氏』と呼ばれる)と結ばれ、幸せな結婚生活を送っている彼女だからこそ書けることなんだろうな、と言うことを感じました。
作中ではエロゲー大好きの『山田さん』とプロレス大好きの『マスオさん』という二人の人間が『ケーススタディ』として出てきます。『サムライTV』というわかる人にしかわからないキーワードが入っていたり、山田さんがアルテイシアさんの『指導』によって最初は自分の「立ち居地」を知って打ちのめされながらも徐々に変わっていく姿はとても好感が持てました。
後半部の付き合い始めてから二人が通過するであろうキスなどの「儀式」にも懇切丁寧な解説が加えられており、これまであまり語られることのなかった「女性からの詳細な目線」は男性も読んでいて「目からウロコ」の事実があるかと思われます。加えて筆者の長年の強敵(こう書いて「とも」と読む)である産婦人科医の宋美玄医師との対談では、赤裸々なまでの「ぶっちゃけトーク」が炸裂しており、時折放たれる筆者からの『機動戦士ガンダム』の主要キャラクターであるシャアのセリフをもじったギャグに宋先生が『きょとん』としているところもちょうどいいアクセントになっておりました。
本書は筆者いわく『今までで一番気合を入れて書いた』のだそうで、ここに書かれてあることを実践してステキな出会いをするもよし、もしくは前半部を読んでビジネスに役立てるもよし。「モテ」ではなくて『人生の伴侶』と出会いたい女性と、自分を含めて自分自身の『自縛』を解き放って異性と向き合いたい男性諸氏にも是非、本書を一読して何かにお役立ていただければと、切に願っております。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オタク、というか奥手な男性へ向けての指南本でした。アルテイシアさんも場数を踏んで学んだのだな~と考えると、素直に読み進めることができるので良書だと感じます。
奥手男子への働きかけは、行動するきっかけをつくる、ふんわりとしたアドバイスではなく、具体的なアドバイスですぐに実践の場を設けてやる、ですぐに変わりそうだな、と感じました。
自分もそんな道筋をたどればいいのか、と励みになります。会えて指導を仰げるようなよきアドバイザーに出会えれば、より成長が早いでしょうが、我流でも本書に書いてあるアドバイスを胸に刻んで少しずつでも成長していけたら、と感じます。
男性にもいろんなタイプがいるのだから、女性にもいろんなタイプがいて、ただ出会ってないだけ、と、そんなもんなんだな、認識させられる一冊です。 -
オタク=中身のあるオクテな男子 のための恋愛ガイド。
自分勝手、誤ったアプローチのイメージ、恐怖や卑屈に陥りがちな非モテの負のスパイラルを断ち切る。
あるあるで心が痛い。
著者は女性だが、男性心理がよくぞここまで分かるものだ
表紙のイラストがあまり普通の女性に見えないのはご愛嬌。 -
人と人が出会い幸せな時間を過ごすための指導書。オタクとか非オタクとか関係ないですね。ごくごく普通のことを普通にすればいいだけ。
これは異文化同士のコミュニケーションでも、営業マンの仕事にしても同じ。
どっと構えて生きていこう。 -
ご縁いただいた一冊ですが、そんなことはどうでも良くて、我が家に来た男子が必ず手に取る一冊ですこれ。中身は意外と正統で、オタク以外も勉強になりそう。
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いわゆるモテ本の類。全国の男子に声を大にして言いたいけど、この手のモテ本は女性が書いてるものを読まなきゃ意味がないよ!男性の著作は一般論を書いてるようで著者固有の話であることが多いです。一方、女性の著作は男子としてイラっとすることもあるけど、男友達からは得られない大切な情報です。