私についてこなかった男

  • 書肆心水
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784902854053

感想・レビュー・書評

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  • 「空間」と発語したその瞬間、空間の縁はすでに蒸発をはじめている。終わりなき彷徨のためのレシ。

  • ブランショの小説が際立って優れているとは思わないけれども、普通の物事へのこのつまづき方・つまづかせ方、戸惑い方・戸惑わせ方はブランショならではのものだと思う。後半の文字・語句に関する断章は、ブランショ自身にとっての文字の見え方なのかなと思わせたりもする。充実の解説つき(夏目とリルケをめぐって)。

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著者プロフィール

1907年―2003年。20世紀後半のフランスが持ち得た最大の作家・批評家の一人。主な邦訳書に『至高者』(筑摩書房)、『死の宣告』(河出書房新社、)、『望みのときに』(未来社)、『私についてこなかった男』(書肆心水)、『最後の人/期待 忘却』(白水社)、『文学空間』(現代思潮社)、『来るべき書物』(筑摩書房)など。

「2013年 『他処からやって来た声』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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