なぜ、ウチの子だけ合格するのか?―中学受験「かしこい塾の使い方」
- マーケティング・トルネード (2009年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903135014
感想・レビュー・書評
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表題にあるように、塾を賢く使う方法について書かれている。著者はネットで塾情報 中学受験情報局を配信している。
・塾の実績とは「何人難関校へ合格させたか」である。
・母親:スケジュール管理、父親:妻へのメンテと子供に安心感。
・大手塾に通う最大のメリットは、6年生の「志望校別特訓講座」である。
ー受けるためには4,5年生の内に一定の順位に入っていないといけない。
・学習サイクル: 授業→復習→テスト→テスト直し
・テスト直し: 正答率50%以上の問題はやっておく。40%前後はやれたら。20%以下の問題は捨てる。
・テストの受け方: 8割埋まった。残りは難問。 ならば残り時間は解けた問題の見直しをする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「かしこい塾の使い方」
https://www.e-juken.jp/ -
筆者の言っていることは、受験生の親の見本です。しかし、現実はそうは行かないもの。特進クラスに入れる子の親はこのての本を手に取らない気がする。
題名が、切羽つまった親に訴えるのですが、実際はこれから受験を考える人向け。
最初にいいクラスに入れないとなかなか上がれない等の心構えは、確かに必要。
中学受験は、蓋を開けてみないとわからない世界。 -
どのように塾を使うのか、中学に合格するにはどのくらいの成績でいないといけないのか、という話ですが、結局は上のクラスに入らないといけないということで、どのあたりを志望校とするのか目標がある程度明確でないと自分に置き換えるのは難しそうです。ただ、今のうちに読んでみてよかったと思います。
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塾の志望校特訓に必ず参加できるように!
でも、サピックス、日能研、何処に入らせて1番いいかな? -
中学受験をする子どもの勉強法というより、子どもに付き添い、弁当を作り、送り迎えをし、宿題の丸付けをし、それでもどうしたら良いのか窮々になってしまっている親への心のメンテナンス本である。
成績が下がってきてしまったら、どう子供に接すればよいのか、塾はどのようなところと理解し、付き合ってゆけばよいのかなど参考になることが多かった。
子どもの頑張りが足りないのではなく、勉強法を改めて考え直す必要があることに気付いただけでも収穫であった。 -
関東の大手塾から関西の塾へ、そして東京で個別指導塾を開設された著者の、長年の経験からの中学受験塾との関わりかたが書かれた本。
まずは塾選びの話題。個別の名前は挙げていないが、塾によって週の拘束時間が違い、さらに学年によっても違ってくるので注意が必要だという情報。塾に入る前に読んだら参考になったと思う。
次に塾との付き合いかた。頑張っているのに成績が伸びない場合どうしたらいいか、学年別の力を入れるポイントとは、いうアドバイス。この部分は参考になる人が多いだろうと思った。4年までは知識の蓄積、5年からは「考える手順の記憶」と「気づき」が必要。ここで繰り返しの学習ばかりして詰め込もうとすると成績が落ちてくる。最終的には自分の志望する学校の志望校別講座への資格が得られることが大切なので、そのためには自分が講座開始までに受講資格が得られる成績をとることを逆算して勉強をすすめるようにする。
さらにはスケジュール管理と学習サイクルの話。いつごろどのように志望校を決めるのかの話、スケジュール管理は母親の仕事、父親は精神的なサポートを、などの一般論が中心。学習サイクルとしては塾から帰ったら当日中に復習を、と繰り返し言っているが時間的に言ってそれは無理だろうと思った。正答率をみて解けなければいけない問題を決めるという話も良く言われている話で目新しいものはない。
最後の付録でQ&A形式で親からの相談に答えている。これは自分の子のケースに当てはまる質問があれば役に立つと思う。 -
なるほど・・と思う反面当たり前の事が繰り返し書かれていたので・・・内容的には本の厚さと比例していません。中学受験をするにあたり元々の学力がトップレベル(志望校御三家)またはそれに近いならば読む価値は大いにあると思いますが、中堅レベルまたはそれ以下ならば読むに値しない参考程度になる本。
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中学受験のための学習塾の利用の仕方を解説。塾の講師の情報を多く使っているようで、参考になる。