- Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
- / ISBN・EAN: 9784903212104
感想・レビュー・書評
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この本は、自己啓発書のバイブルです❕
19世紀の思想家であるエマソンが書いた本で、「心理は自分の内にあり、付和雷同せず、自己を拠り所に生きるべきだ!」と独立心と自己信頼の重要性について説かれていますが、、、私にとっては難しく、入ってこなかったです。
約180年に前に書かれたものですが、未だに読みつがれているということは、「昔から人の悩みって、そんなに変わってない」ってことなんですかねー。
ぜひぜひ読んでみてください詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分に自信を持つ。社会に迎合しない。
ムラ社会、監視社会で他人の目を気にし、空気を読んで生きなければならない日本人にとって最も重要な考え方だと思う。
何度も読み返したい。 -
自立しよう。
自分自身と会話をもっとしよう。
自己啓発を読み漁るのではなく、この一冊を繰り返し読むことにした。 -
自己信頼がないのは、他者を恐れ、他者におもねるから、未来を恐れ、一貫性におもねるから、という。逆だと思う。自己信頼がないから、そうなるのだ。
だから何よりもまずすべきことは自己を信頼することだ。すると結果として自分の道を進める。
しかし自己信頼とは何か。自分の意見に従うことか。これも違うと思う。
自分の意見があるけど怖くて言えない、ではない。自己信頼がなければ自分の意見はそもそも内から現れない。
自己信頼のない人には「何もない」。彼は外から与えられたものに従う。それ以外のものがないからである。
故に、自己信頼をする事で、自らになり、自らの意見をもち、他者や未来を恐れず自らに従うことができると考える。
自己信頼とは、これをすれば成功するとか、これをすれば承認されるとか、そういう利己(エゴ)の目論見への信頼ではない。
それは、成功しようが失敗しようが、それが問題にならないようなレベルでの信頼である。
そこではもはや、自分に従って生きること、今のこの私に従って生きることそのものが目的になるような感覚がある。俺は俺として生きたい、という感覚がそこにある。晴れ晴れとした感覚がそこにある。
ここに書かれていたことは、結果でしかないという印象を受けた。俺はこの自己信頼に至る方法が知りたい。その根本にあるものが何か知りたい。 -
”一番響いたのは「バラの一生は、どの瞬間を切り取っても完璧である」から続く、いまを自然とともに生きろ、という声。そして、それは「正直に生きる」ことに通じる。
一貫性の罠にはまらず、いま考えていることを、高潔さをもって語ること。
これが、本書から得た大きなおおきな教訓。
<キーフレーズ>
★私たちの中に宿る力は、まったく新しい種類のものであり、それを使って何ができるかを知っているのは本人だけだが、実際にやってみるまでは本人にさえ、それが何かはわからない。
★人間は自分を半分しか表現しておらず、天から授かった神聖なアイディアを恥じている。正しく伝えるなら、そのアイディアは調和を生み、良い結果をもたらすだろう。
・自分にとって、すでに意味を失った慣習に従う必要はない p26
・いま考えていることを断固として語りたまえ。そして明日は、たとえ今日いったことのすべてと矛盾していても、そのときに考えていることを断固として語るのだ。★p32
・バラの一生は、どの瞬間を切り取っても完璧である ★p53
・信頼を語っても、言葉はむなしく空まわりする。むしろ信頼を寄せている主体、実際に活動し、存在しているものについて語ろう。p59
・いまの私たちは愚民にすぎない。
(略)他人の水がめから一杯の水をめぐんでもらおうと外に出かけていく。p62
★ありのままの私を愛してくださるなら、私たちはもっと幸せになれるでしょう。ありのままの私では愛せないというなら、ありのままで愛される人間になるよう努力するつもりです。★p66
・彼は時代と一体であり、(略)いささかも恥じてはいない。なぜなら彼は人生を先延ばしにするのではなく、すでに生きているからだ。P73
・幸運をつかむ鍵は手元の喜びにある。p78
・しかし娯楽のため、あるいは自分にないものを手に入れるために旅をする人は、自分から逃げているのだ。P84
・心の声に従い、素朴で高潔な生活を送るのだ。P(89
・あなた自身をおいて、あなたに平和をもたらすものはない。P101
<きっかけ>
2017年10月、人間塾読書会の課題図書。” -
2016年39冊目。
ラルフ・ウォルドー・エマソンの次の言葉は、自分の座右の銘のひとつ。
「神が作ったすべてのものにはヒビがあり、そのせいで人は未完成であると同時に、その裂け目から光が入る」
そんなエマソンの言葉はニーチェ、福沢諭吉、宮沢賢治らに影響を与えてきて、本書『自己信頼』はオバマ大統領の座右の書でもあるそう。
周囲の人の反応、あるいは自分自身の中にある過去にとらわれず、何よりも自分の中にある「今」を信頼する力を与えてくれる言葉に満ちている。
「人々を自己信頼から遠ざけているもうひとつの恐怖は、一貫性である。」
この言葉には心から共感した。
自分を曲げないことは美徳のように思われがちだが、「一貫性があること」そのものにとらわれすぎると、変化が激しい世の中で「今、本当に必要なこと」にシフトする機会を失う。
「いま、ここ」の自分が感じていることに常に正直に、その感覚を信頼して舵を取る勇気を持ちたい。
「他者に流されている」「過去にとらわれている」
そんな風に感じている人に是非読んで欲しい本。 -
オバマ大統領も座右の書としていると聞いたことがあったので読んでみた。
人一人が人生をかけて考え抜いたことだから、一晩で理解できるほど簡単ではないと思っていたので、哲学は避けていたがこれはよかった。
「昨日と今日で言っていることが違っていても、今思っていることを断固として語りたまえ」かっこいい!
やや孤立しているイメージをもったが、心の片隅に置いて、たまに拠り所にしようと思う。 -
7つの習慣でいうところの、“インサイドアウト”の究極が、すなわち自己信頼なのだろう。
抽象的で哲学的な表現も多く、一度にすべてを飲み込む事は難しく感じたが、何度も読み込むべき人生哲学の古典ではないかと思う。 -
オバマ大統領・座右の書だそうです。中身は、かなり詩的なので、苦手な分野であることは認めざるを得ないですが、非常に印象的だった一行。
自分の考えを信じること、自分にとっての真実は、すべての人にとっての真実だと信じること ー それが天才である。
やはり『考え』があっての話。これを抜きにして、手法だけを語られると、安っぽい能力主義に陥るのだと思う。根源にあるものは、一人一人違うはずだし、隣の人がどう考えようが、関係ないというか興味はないはず。
後は、そんな想いが降ってくるのを待つばかりなのか・・
だが、文章は続き、
自分の仕事にまごころをこめ、最善を尽くすなら、心は安らぎ、晴れやかになるが、そうでない言行からは心の平安は得れない。才能にも見捨てられ、創造も希望も生まれないだろう
なるほど、明日も頑張れる。 -
松本先生に薦めて頂いたアメリカの思想家エマソンの書籍。拠り所は常に自分にある事、自分を信じて主体的に生きる事を説いている。世の中は便利になっていっても、人間の根っこにあるだろう考え方は、はるか昔のギリシャ哲学の時より何にも変わっていない事に気付かされる。思想の根本として常に忘れずにおきたい考え方だと思う。