最前線のリーダーシップ

  • ファーストプレス
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784903241708

作品紹介・あらすじ

ハーバード・ケネディスクールの英智。変革プロセスの最前線に身を置きながら、そのプロセス全体を鳥瞰し、反対派のさまざまな行動に対して戦略的に対処して、変革プロセスを生き永らえさせ、人々が課題と向き合って自らを変えていくための環境をつくりこんでいくという、リーダーシップの本質的な作業を非常に的確にとらえている。

感想・レビュー・書評

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  • リーダーとして政治的な立ち回りを述べてくれているのはとても楽しかった。

    リーダーのあり方などはよく触れられているが、他の権威者とどの様に対応するかなどとても面白かった。

  • 変革のためのリーダーシップ。事例は、文化的・宗教的背景の違いからよく分からないものもあるけど、とてもワクワクする。リーダーシップのゴールと覚悟について考えさせられた。

  • 適応を必要とする問題に取り組むことは、人々の習慣、考え方、価値基準の変化を迫り、抵抗を招く。

  • 【要約】


    【ノート】
    ・「器が小さい人」で紹介されてた。

  • ハーバードケネディースクールで教鞭を執る著者による本。この本で想定されているリーダーシップの発揮される場面は基本的に利害の対立する大きな問題があり、抵抗勢力や利害相反する勢力間での調整など、困難な状況である。事例が数多く挙げられているが、驚くのは意外にも米国でも勢力間での足の引っ張り合いや、既得権を護る事を目的とする抵抗勢力というようなものが存在するという事である。世界各国で政治や経済で起こる問題は本質的に変わらない。しかし、その問題を解決できるかどうかが、問題なのである。こうした利害の対立する困難な問題が、なぜアメリカでは解決できて、日本ではなかなか解決できないのか。その答えを求めて読んだのだが、正直そのヒントは得られなかった。翻訳も今ひとつで、事例も散発的で分かりにくく、難解な印象のみが残った本である。また読み返せば、違うのかもしれない。

    参考になった事といえば、終盤の '自己'と'役割'が同じではないといことを意識するべきというアドバイスであろうか。軍隊上がりイスラエルのラビン首相が、自己のリスク耐性を過剰評価し、防弾チョッキを着用するよう周囲の要請を拒んだ結果、暗殺され、中東和平という本来の期待される大きな役割を失った。

  • リーダーシップを発揮するということは
    危険な生き方をするということである。
    リーダーにとっての現実とそれにどう
    対応するか実践的な対処法、そして
    勇気を与えてくれる本。

  • さまざまな分野で改革を志すものにとっての、いわば”戦略的バイブル”
    (p1 巻訳者まえがき)

    サブタイトルに、「危機を乗り越える技術」とあるように、ペレストロイカに取り組んだゴルバチョフや、政争に明け暮れるクリントンなどの大物政治家の活動から、小さな村での禁酒運動や職場での事務改善まで、なにかを変えようと取り組んだ人が陥りがちな危険と、それを乗り越えるための対策についてまとめた本。

    サンプル例が雑多すぎて、これを実践的なノウハウ本として真に受けるのはどうかと思うが、読み物としてはなかなか面白い。

    「権威者の行動を読む」(第2部リーダーシップを発揮しながら生き延びる5つの方法 第3章全体像をつかむ)、「聖域を探す」(第3部リーダーシップの原点、心を見つめる 第9章自分自身をつなぎ止める)は、なるほどと思わせる。

    「ストレスがたまり、時間に追われると、人は往々にして、聖域の源になるものを真っ先にあきらめてしまう。聖域を持つことをぜいたくだと思ってしまうのだ。それが実はいちばん必要であるにもかかわらず、人は職場でほんの少しの余分な時間を確保するために、ジムに行ったり、近所を散策したりする時間をあきらめる。しかし明らかに、自己を確認し健康を保つための場を生活のなかで最も必要とするのは、最も困難な仕事をしているときなのだ。」(p288)

  • 『リーダーシップを発揮するということは、危険な生き方をするということである。

    なぜなら、リーダーシップが重要になるとき、あなたは人々に大きな変化をもたらそうとしなければならず、人々が大切に思っているものー毎日の習慣、手段、帰属心、考え方ーに挑戦しなければならず、それと引き換えに提供できるものは「将来の可能性」以外に何もないからだ。そのうえ、リーダーシップは、与えられた権限以上の問題への挑戦を余儀なくされることが多い。

    人々は、あたなが個々のあるいは組織内のバランスを乱そうとするのを見て、その動きを押し戻そうとする。想像力に富んだ、予測できないありとあらゆる方法で抵抗し、それによってあなたは、押しのけられたり、立場を弱められたり、除外されてしまうかもしれない。』

    精神論ではなく、リーダーシップの危険性といかにリーダーシップを発揮しながらも生き延びていくのかを論じている。リーダーシップの阻害要因とその対策にフォーカスした面白い作品。
    「脇に追いやられる」「注意をそらされる」「個人攻撃される」「誘惑される」となるほど納得な4つのリスク。

  • 積読

  • リスクとリーダーシップの話。英語で読みたい。
    日本語若干わからない部分ある

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