郷原佳以(ごうはら・かい)1975年生。東京大学教養学科フランス科卒業。同大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。パリ第7大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門はフランス文学。論文に「ヴェロニカ、あるいはファリック・シスターの増殖 ブランショとセクシュアリティ」(『別冊水声通信セクシュアリティ』水声社、2012年)、「物語」と第三の空席──村上春樹とモーリス・ブランショ」(『早稲田文学』第6号、2013年)、「セイレーンたちの歌と「語りの声」――ブランショ、カフカ、三人称」(塚本昌則・鈴木雅雄編『声と文学』平凡社、2017年)など、訳書にクリストフ・ビダン『モーリス・ブランショ不可視のパートナー』(共訳、水声社、2014年)、モーリス・ブランショ『終わりなき対話III』(共訳、筑摩書房、2017年)など。
「2020年 『文学のミニマル・イメージ【オンデマンド版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」