不思議というには地味な話

著者 :
  • ナナロク社
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本棚登録 : 278
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904292259

感想・レビュー・書評

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  • 近藤聡乃さんは うさぎのヨシオ という漫画を読みました。
    その博識さ、ネタの引き出しの多さ、そして何より無駄のないシンプルな線が添えられている文章にピッタリで、すぐにファンになりました。


    この本は近藤聡乃さんのエッセイ本で、子供の頃の不思議な体験(だけど地味なもの)がたくさん書かれています。もともとアニメや漫画を作成している人なので起承転結がしっかりしていてオチがちゃんとあるように思えます。


    曖昧なことを捉えるのに抜群のセンスがあります。


    私もそうできるといいのですが、なかなかね...

  • じわじわ面白い。
    子どもの頃のことを思い出した。

  • NY在住。
    絵を描くひと。
    同じ学校に6年間通っていた4つ上の先輩。
    面識なし。

    文章を読むに真面目できちんとしている印象。
    既視感、望郷感というものを感じさせる。
    繊細でいてサラッと簡単な線だけで表現するデザインは出来すぎていなくて可愛くて奇妙。
    不思議だけど地味、というのはとてもよくわかる。
    ほんとうに不思議なことって、そんな大それたものではなくてしみじみと「あー、不思議だなあ」って思うものなんだと思う。
    前後に入っている漫画がおもしろかった。
    願わくば、いつか読んだ「真夜中」という雑誌のコラムも書籍化してほしい。

  • エッセイ用に加筆修正したとのことですが
    もともとのブログと大差なく読めます。
    自分に置き換えてハッとしてみたり
    書き下ろしの挿絵はどれも素敵で
    ブログ読者もたのしめますよ。

著者プロフィール

一九八〇年千葉県生まれ。マンガ家、アーティスト。二〇〇〇年にマンガ家デビュー。アニメーション、ドローイング、エッセイなど多岐に渡る作品を国内外で発表している。コミックス『はこにわ虫』『いつものはなし』(ともに青林工藝舎)、『うさぎのヨシオ』『A子さんの恋人』全七巻(ともにKADOKAWA)、作品集『近藤聡乃作品集』(ナナロク社)、主な個展に二〇二三年「ニューヨークで考え中」(ミヅマアートギャラリー/東京)、二〇一九年「近藤聡乃展 呼ばれたことのない名前」(三菱地所アルティアム/福岡)がある。二〇〇八年よりニューヨーク在住。

「2023年 『ニューヨークで考え中(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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