アビダンマ講義シリーズ〈第5巻〉業(カルマ)と輪廻の分析―ブッダの実践心理学
- サンガ (2009年7月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904507292
感想・レビュー・書評
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生命は誰であっても上手く仲良くして生きられる上手い技があるのです。それには、相手の相違点を評価するのです。相違点に興味を持つのです。「あなたは私と違ってよかった」という気持ちで生きてみることです。それなら、みんな幸せになると思います。我々は他人に自分を合わせようとして、どれほど苦労していることでしょうか。
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輪廻するのは心であって、寿命が尽きればある存在から別の存在へ変わるという。
あたかも紙が燃えて灰や二酸化炭素になるように、眼には見えなくなっても別の存在となって心は続く。
死後に転生する先、禅定・悟りのこと、業の作られ方・あらわれ方、業と貪瞋痴、臨終時の心の様子など。現代科学では分からない課題だらけだけど論理的に説明していく。
他宗教のことを間接的に批判するあたりは、著者のいつものくせとあしらいがちだが、冷静に比較してどこですれ違いがあるのか見極めるのも意義あることでしょう。
一度読んだだけでは、しっかりと定着しないけど、奥深い内容。
読んで真理を知って、自ら瞑想で体感し、明るく力強く生きられるかはあなた次第。
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