やさしいベーシック・インカム

  • サンガ
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904507452

感想・レビュー・書評

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  • ベーシックインカムはおもしろいです。
    生活保護の不正受給が問題になっている今だからこそ、いろいろな人に読んでもらいたいです。

  • まずは概念を知ることから。これから社会に出ていくひとに読んでほしい。ベーシック・インカムへの是非はともかくとして、それなりの社会人になるにきっと役立つ教養とか問題意識とかを得る足掛かりとなるはず

  • まだしっかりと読んでないんだけど、話題のある堀江もんもこの事について意見言っていて、これからの生活の仕方仕事を含めて、必要だと感じてます。この先駆けとなったのがドイツのシュタイナーいろいろ有名ですね。教育や経済、農業など。そこから始まってるようです。
    余談だけど、オランダではすでに10年前からオートノーミーという政策でしているそうです。新しい仕組みで誰かを貶めることなく生きていくということが出来るそうです。限りなくね。

  • 著者の星 飛雄馬という名前やホリエモンを出してしまうところはいかがなものかと思うが、真摯にベーシックインカムを捉えていて好感が持てる本。

    しかし、世の中を真摯にゼロベースで捉えたら、ベーシックインカムという思想は高福祉を主張する人間にとってはかなり合理的な思想であると思う。だからこそ、ミルトン・フリードマンでさえ、不の所得税という形でその意義を唱えていた。

    現在の日本の社会保障の仕組みは保障云々の前にムダが多すぎて、もしオーナーシップを与えてもらえれば、すぐに結果など出てしまうのが問題である(生活保護の審査然り、年金と税の二元管理然り)。

    だいたい、国民背番号制の導入だって、プライバシーがどうしたとかいって反対する輩の言うことなんて聞いてないて、さっさと強制的に導入して少しでもムダをなくして困っている人のために使うべきである。

    プライバシー云々を言う人間は、ではどういう制度ならお互い納得のいく回答を導けるか、対案を出して討議すべきである。名古屋市が国民番号制から離脱するなどと言ってるが、そんなもの断固認めてはいけないだろう。



    しかし、社会保障の問題を聞いていて思うのは、いわゆるWhatの部分(どういう制度が望ましいのか、どういう制度にしなくてはいけないのか)はもはや答えは出ていて、今問題になっているのはHow(どうやって国民・利害関係者を納得させるべきか)でしかないということである。

    これを実現できるのがリーダーなのだろうけど、全く面白くもない仕事であることには間違いないので、高給か名誉でも与えられない限りやっていられないだろう。

    もはや、というより元々というべきか、そこまでこの国の国民のために身をささげる覚悟は持ち合わせていない。

    人のために何かをする人間にフリーライドする邪悪な人々のために働けるほどの余裕はなくなってしまった。

著者プロフィール

投資家、ファイナンシャルプランナー。株式、225先物、FXを安定運用。元東日本電信電話株式会社勤務、本社SEなどに従事。

「2009年 『気づきの投資術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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