生きる勉強 (サンガ新書 44)

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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904507698

感想・レビュー・書評

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  • 題名から身構えてしまうけど、ざっくばらんな語り口で一気に読めます。

    その瞬間瞬間に生きることをしっかりする。
    これを読むと、自分が思っている以上に自我って強烈なものなんやと思い知らされます。

  • 仏僧と精神科医という心の専門家2人による異色の対談本。

    違ったアプローチで人の心に向かいあう内容は極めて面白い。それぞれの長所を生かした治療とは。

  • もう一度読みます。面白いので。

  • スマナサーラ×香山リカの対談。スマナサーラさんは物事の本質を鋭く言ってくれる人で、為になることが多かった。
    曰く、「生きることは辛い事、それは昔から変わらない事実。」

    時々屁理屈をこねたり、極端な話になる事もあるが、そういう時は香山リカが「うーん、そうですかね」を連発してかわしています。

  • 脳に充実感というフィードバックを得ながら、今の「瞬間」をしっかり生きることが真理であり、それからはずれると無知に支配される。という。
    仕事では、中長期計画の立案があたりまえだけど、個人ではそこまでガチガチにしないほうがよさそうだ。
    自我・エゴを持ちすぎることは仏教からみると恐ろしい病気だという。

    世の中にあるのは食べるための勉強で、いきるための勉強はない。人間のベースになる部分の教育は、だからやっぱり宗教の管轄かもしれない。という。だとすれば、学校・教育機関はどうすべきか。昨今初年次教育の研究が盛んだが、大学に入る意味や人生設計の部分にまで「講義」を提供している。宗教と教育の境又は連携や融合点を踏まえることも、今日の大学教育には有効かもしれない。

著者プロフィール

アルボムッレ・スマナサーラ
Alubomulle Sumanasara

テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK Eテレ「こころの時代」「スイッチインタビュー」などにも出演。著書に『サンユッタニカーヤ 女神との対話 第一巻』『スッタニパータ「犀の経典」を読む』『ダンマパダ法話全集 第八巻』『ヴィパッサナー瞑想 図解実践─自分を変える気づきの瞑想法【決定版】』(以上、サンガ新社)、『怒らないこと』(だいわ文庫)、『心は病気』(KAWADE夢新書)、『ブッダが教える心の仕組み』(誠文堂新光社)、『ブッダの教え一日一話』(PHP文庫)、『70歳から楽になる』(角川新書)、『Freedom from Anger』(米国WisdomPublications)など多数。

「2023年 『無常の見方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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