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- Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
- / ISBN・EAN: 9784904716076
作品紹介・あらすじ
白狐の神は、川でマスを捕まえたテンに「はこぶのをてつだうから、自分にも分けてほしい。」と頼むが断られてしまう。そこで、何日も何日も、およぶマスをめぐる激しい争いが巻き起こるが…。アイヌの先人からいい伝えられたアイヌの神々(カムイ)の物語。
感想・レビュー・書評
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お腹が空いたキツネが見つけた鱒を、テンがいち早く捕まえてしまう。キツネとテンは鱒を手に入れようと引っ張り合うが……。
動物由来譚のユーカラを元にした絵本。
図書館本。
手島圭三郎の版画が美しい絵本。
アイヌ語の様々な狐の呼び名や、ユーカラに関する簡単な解説も付いている。
風景の広がりや遠近感は圧巻。狐とテンの鱒の奪い合いも、デフォルメとリアリティのバランスが良くて微笑ましい。
狐とテンは鱒の取り合いを数日間も続ける。腐るじゃん!と思ったら、あーあ、やっぱり……(笑)。悲惨だがおマヌケな結末が待ち構えております。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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