ショコラティエの恋の味 (リリ文庫)

著者 :
  • 大誠社
3.60
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本棚登録 : 118
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784904835869

作品紹介・あらすじ

バーで声をかけてきた年下の男-彼は由輝が忘れられない味を作ったショコラティエ・副島基也だった。過去の恋を断ち切れず、そのアプローチを躱し続けていた由輝。だがある事件で自暴自棄になった夜、彼と一夜を共にしてしまい?「ゆっくり口説く覚悟はしました」焦る自分に、あくまで真摯な基也。思わぬ形で始まった関係に戸惑いつつ、彼の濃密で甘やかな愛情に身も心も蕩かされていく。彼の傍は、心地がいい。そう感じ始めた矢先、元恋人の原から接触があって!?

感想・レビュー・書評

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  • ☆4.5
    甘い。甘い。甘い。

    そして私は大きいワンコみたいに、でも何か突出してるものを持っててまっすぐ愛情を惜しみなく注いでベッタベタに甘い攻めが好きだと認識w

    ショコラティエの基也(攻)がずっと密かに思っていた百貨店催事場担当の由輝(受)に対してまっすぐ足元崩さず好きでいる姿カッコ良過ぎ!
    由輝は昔のオトコの戯言に引っかかりながら、自分にブレーキを掛けつつ、それでも相手を待ってしまう、まあ都合のいい男です。
    しかし、昔の男の自己中さは特段として珍しいものではなくて、ずるい人間ってこうだよね、と思えるところだった。
    過去と不確かな約束に縛られた由輝の意思を尊重しつつ、それでも足りない愛情を注ぎ続けて振り向かせるあたり、心イケメン!!!

    H描写もショコラのように甘くねっとりとろけるような由輝が素敵に描かれてるし、基也の甘やかし&イジワルが可愛くて仕方ない!!

    結局、基也の素敵さに終始やられっ放しの1冊でした。
    あぁ、基也の指をペロッとしてみたい・・・・

  • 良かったです!攻がなんとも良かったですね!一途だし、受を幸せにしてあげて~って思います。ちょっと不憫ではないけれど、酷い元カレに傷つけられてそれでも彼の言葉を信じて待っている健気なんだけれど、なんだかな~。きっかけが必要だったんだろうね!

  • 2017/05/27
    甘い。
    年下彼氏に甘々に甘やかして貰える話です。

    ストーリーは王道パターンな気がするし、
    目新しくはないですが、
    今までちょっと不幸体質?日陰体質?だった主人公に、年下カッコイイ男子が惚れて、甘くあまく優しく包み込んじゃうハッピーな話です。

  • チョコがおいしそうで、うらやましかった(笑)

  • 藍生さんの甘~い王道ストーリー、美味しく頂きました♡
    笠井絵師の繊細な線が、これまた素敵で幸せ読書でした。

  • 初読み作家さん。
    とにかく最初から最後まで甘々でした〜♡ しかも大好きな年下攻め。

    ショコラティエ・基也×百貨店勤務・由輝。とにかく攻めの基也のセリフが甘々♡受けの由輝を真摯にどこまでも甘やかな愛情で包んで行く。ここまで愛されたら落ちない受けはいないんじゃない!って思ったよ。でも過去の恋を断ち切れずにいる由輝はなかなか落ちないんだよね〜^^; そんな由輝の心をゆっくりと溶かしていく。その過程にジレジレしながらも楽しく読めました。
    ショコラティエの設定だけあって色々なショコラが出てきてジュル(´σ `)
    ショコラティエの基也下さいww

  • ストーリーも攻めもチョコレートも甘いお話でした。受けがちょっとかわいそうだったけれど攻めの甘さでとろけたよね。藍生さんのハードなエロばかりを読んでたのでうん、これはちょっと新鮮だったわ♪

  • 期待しないで読んだら結構良かった。甘々です。

  • 関係も出てくるお菓子も甘~い!

    あんまりスイーツ(甘いもの)に興味がないので
    ちょっと胸やけがしそうになりましたw
    大人向けのチョコが美味しそうでした。

    デパ地下のお仕事の方が多め描写なので
    元彼いつ出てくるんだ・・と思ってたら
    ただの当て馬くんだったか。ちょっとそこは残念w

  • ★3.5。攻の台詞が甘過ぎて恥ずかし過ぎる…(笑)不誠実な恋人のせいで傷心の受を一途攻が横恋慕するシチュ、口説き続ける攻、包容力のある年下攻、と私のツボをつく設定で、それだけで萌えました。攻が受にメロメロっていいよね。ゲイバーで口説くというシチュも萌えポイントだわ…と自分的新発見。ただ終始優しく淡々と話が進むので、受の感情の乱れや攻の口説き方、原絡みの修羅場などもう少し激しさがあればもっと好みでした。攻が出来過ぎなのがちょっと人間味がないというか、物足りなさがありました。

    初回特典ペーパーSS読了。攻視点、オフの日の寝起きイチャイチャ。受の抱き枕に嫉妬する攻(笑)甘い甘い。

  • 王道ラブロマンス。
    基也が紳士的でありながら少年のような純粋で人懐っこい感じ。
    本気だから気持ちが自分に傾いてくれるまでゆっくりと口説こうとするところがすごく安心できる。大人だなぁ。
    そんな気持ちに包まれて由輝も昔の恋にキッパリとケリをつける。
    甘い。
    美味しいチョコレートが食べたくなります。

  • あっま~~~い♥
    基也を誰か連れてきて下さい!せめてチョコレートだけでも…
    どうしても、3Pとか愛ある陵辱とかエロエロ路線しか思い浮かばないセンセなのですが、今回はめちゃ王道ラブロマンスだったのでこんな作品も書かれるのね~と意外に思いました。投稿作品に加筆修正したものということで、納得です。ベタなお話だけど面白くて引き込まれました。
    カッコよくて一途な年下わんこ攻めにスイーツと、ツボをよくご存知なんですよね。

    もうひとつ、ツボだったのはイラストです。笠井あゆみセンセ。私的に、最近笠井センセがイラストの作品にはハズレがありません。攻がとてもステキで、Hシーン、絡みシーンがずば抜けて扇情的です。気に入っています。

    デパートの販促課でデパ地下担当の由輝は、不実な元恋人の「3年経ったら離婚する」という言葉に囚われ、もしかしたらと思いながら一人身で仕事に生きる毎日を送っています。
    馴染みのバーで、そんな由輝にさりげなくアプローチし続けている基也は、実は実力派のショコラティエで、デパートが企画したスイーツフェアをきっかけに、二人は共同で仕事をすることに。

    ベタでありがちなストーリーなのに、端々にウルッとさせられたりキュンとさせられたりする萌えが用意されているところにやられます。
    由輝が元カレの不実にすごく傷ついてしまうところでは、思わずかわいそうになってしまうのですが、自暴自棄になっている由輝の傷心を察してさり気なく甘やかして慰める基也にこちらまで癒されましたww
    基也がとても一途で好感持てるキャラなんです。横取りとか便乗とか、そういうヨコシマな感じがまったく無いのがいいです。
    しかも、二人とも仕事に置いては私情をはさまず、熱意を持って頑張っているのがきちんと伝わってくるのもよかったところです。
    チョコレート、すんごくおいしそうでした。甘い香りが漂ってきそうな描写です。

    エロ的には、まあそれなりに楽しめました。イラストもよかったし。
    ただ、いつものセンセの作品にあるような猥雑さがひとかけらもなく、拍子抜けしてしまったのは事実。
    あくまでも藍生センセ基準、ということで、ふつうに素直に恋愛ものとしては充分うっとりできました。

  • 攻め:ショコラティエ・基也
    受け:バイヤー・由輝


    付き合っていた恋人が世間体の為と称して結婚したが3年待っていてくれと言われた言葉を信じていないふりをしながら待っている由輝。
    バーで出会った年下の男・基也に口説かれつつも気持ちに区切りが付けられないままの日々を過ごしていたが、働いているデパートの催事を任されることになりショコラティエである彼の商品を使いたいとその時初めて自分の勤務先を伝え…。


    甘かった。
    不安定で繊細な受けをその大らかさで包み込むような攻めが良かった。劇的な何かがあった訳ではないのでアップダウンは少なかったけれどゆるゆると二人が近づいていく様が良かったかな。
    あとエチ場面がそれなりに濃くて美味しく読めました(笑)
    物語の進行描写が藍生さんにしては濃厚さが足りない感じだけど淡々と進んでいくのも悪くなかった。あとがきで投稿時代に書いたものを加筆修正と書いてあったので今の表現方法と少し違うのかなと思いました。

    チョコレート(それも高級な)食べたくなる作品です。


    挿し絵は笠井さん。
    カラーは前から知っていて挿し絵としては初読み。
    美しいのだけれど白黒だとその美しさが出ない感じ。この人はカラー用の人だな。
    あと元恋人が家族といるのを由輝が見てる挿し絵があったのだけど、物語的にわざわざベビーカー連れた女性が入る場面を挿し絵にする理由が分からなかった。もちろん、その3人を見かけた受けのショックを描きたかったのはそうなんだろうけれど、BLの挿し絵なんだから意味ないような…。私はあまり見たいシチュエーションのカットじゃなかった。

  • ショコラティエ×デパート勤務

    3年待ってくれ
    そう言って付き合っていた恋人は主人公を捨て結婚してしまった。
    行きつけのバーで、来るはずもない恋人を待ついつもの夜、
    オーナーの紹介で一人の男と出会う。
    会うたびに口説いてくる男はタイプではなかったが、人気の彼が言いよって来るのは気分が良かった。
    そんなとき、仕事で彼と関わることになり、二人の仲は急接近するが、「離婚して戻って来るから」と言っていた元恋人の手ひどい裏切りを知ることになる。

    ショコラの描写をはじめ、一つ一つがとってもリアリティあってすぐに物語の中に引き込まれていきます。
    チョコレートが苦手な私が、「あー食べてみたい!」と思うぐらいに。
    途中からお話のラストが予感できるものの、それも含めて最後にホクホクできる本でした。

    しかし・・・。(以下、若干のネタバレ?あり)



    元恋人に会いにいく時にカバンに入れていたはずの時計が・・・。
    その後のシーンで「サイドボード」から出てくるのはどう考えても校正不足です。
    この修羅場中に移し替える暇なんてないでしょう、あなた・・・。
    ものすごく楽しく読んでいただけに、さっと冷水をかけられた気分です。
    非常に残念。

  • 甘々、ラブラブスゥィート。いいわあ。

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著者プロフィール

あいお・ゆう●BL作家。花丸文庫BLACK(白泉社)にて刊行の「双子」シリーズを筆頭に、著作は多岐にわたる。

「2016年 『有松恋染めノスタルジー 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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