資本主義が終わるまで TILL THE DEMISE OF CAPITALISM

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  • Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905037040

著者プロフィール

美術家、1982年生まれ。多摩美術大学映像演劇学科卒。不可能性と交換を主軸とした行為や企てを路上などの公共空間で試みることで、社会や歴史へ介入する作品を制作。多くの場合は、交渉の失敗や他者からの反応などを含めたプロジェクトの一部始終を収めたヴィデオ記録を展示している。東ベルリンの水たまりを西ベルリンに口で移しかえる「水たまりAを水たまりBに移しかえる」(2004)など肉体を酷使した不毛な交換行為に始まり、震災直後の反原発デモをひとりで逆走する「デモ行進を逆走する」(2011)や都市の抗議活動を無関係な観光地まで延長させた「首相官邸前から富士山頂上までデモ行進する」(2012)など自身の状況を転置することで眼に見える現実を解体し、「公共性」という幻想のシステムの彼岸を露出させる新たな物語を作り出す。近年は共産主義の歴史への興味から社会主義者を胴上げしようと現地の共産党で交渉する「ルーマニアで社会主義者を胴上げする」(2010)やソビエトが解体されたロシアの一般家庭を訪問してレーニンを捜し続ける「モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す」(2012)など移り行く国家や歴史の一端を往来するプロジェクトに展開している。

「2020年 『公共性を再演する|作品の解説を23種類の言語に翻訳する 丹羽良徳の2004年から2012年の介入プロジェクト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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