- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784905073222
作品紹介・あらすじ
『それでも僕は夢を見る』『あなたの物語』の名コンビが贈る最新作。
人生に迷い、立ち止まっているあなたに読んでほしい、名作誕生。
感想・レビュー・書評
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苦労は、買ってでも……なんて言葉があったけど、これは、それと同様に、悩みがあるから、人間は成長すると言う意味合いの本である。
この本を読んでいて、「頑張れ」と声援したくなる。
しかし、読み終わって、良かったと、思う反面、この主人公、お金の苦労も無く、食べる事も、その支度も 悩美さんがしてくれている。
手助けや金銭面の心配が無いだけでも、恵まれているのでは……と、ふと、思ってしまった。
今、ニュースなどで、金銭面や家事だけでなく、虐待等々の被害の子供がいる事に、悲しくなる。
それに、いじめ問題も……
自分だけ変わっても、周りが変わらずじまいだと、悩美さんが、巨大になって行く。
周りの人の手をかりる事も、今後 水野さんや鉄拳さんの本の課題にして欲しいと願う。
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20240326
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悩みは苦しいだけじゃなくて悩みがあるからこそ頑張ろうと成長できる
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悩みはない方がいい。誰もがそう思うだろう。でも、その悩みがなくなったら??
悩みを悩美っていう女の子に擬人化して、悩みが膨らむと女の子が太って悩みが小さくなると痩せていくという設定がイメージしやすくていいなと思った。 -
悩みがあるということは何かに挑戦できているということ。それを跳ね除けたあとに成長がある。なやみちゃんが太ったり痩せたりするように、人は浮き沈みがあるよね。うまくいかないときはそういう周期だ捉えて俯瞰しようと思う。
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悩みが悩美として現れた。
悩みが大きくなると悩美も大きく太る。
悩みが減ると悩美は小さく痩せていく。
悩みがなければ前には進めないし成長するためには適度な悩みは必要、ということが分かる。
鉄拳さんのイラストがいい感じ。 -
さすが、鉄拳さんの画は面白い。でも、ご飯を食べる。部屋を片付ける。誰かに話す。外に出る…
今更…みたいに思ってしまった。夢を叶える象とはあまりにも幼稚過ぎる内容だった。敬也さんの意図が読み取れない私。 -
パラパラ漫画で有名な鉄拳の作画と、よくコラボされる水野敬也氏の、人の悩みについて、優しさを全面に出した本。たまにこういったサラッとしたものを読むことで、心を軽くしてくれる。
惜しむらくは折角の絵が、見開きで見にくくなっているところか。
悩んでいる人というのは、世界がまさに終わらんと大袈裟ではないくらいに考えてしまい、視野が狭くなってしまうことがあるものの、その解決への、根本的ではないにしても、軽減させてくれる手段もや悩みにも存在価値があることを教えてくれることに一定の評価がされよう。
悩んでいる人に、さりげなく机の上に置いていたら、勝手に手にとって読んで欲しい本である。