なぜ、あなたの仕事は終わらないのか

著者 :
  • 文響社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905073413

感想・レビュー・書評

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  • あるべき論ではあるが、仕事が行き詰まっている私にとっては非常に参考となる思考、行動について散りばめられた一冊だと感じました。
    部下にも是非読ませたい一冊です。

  • 産後復帰してから、毎日仕事が終わらず疲れ果て、何もかも中途半端な自分に疲れ自己嫌悪になった時にこの本に出会いました。タイトルを見て私のことだな、と思いました。どうせこの本を読んだところで変わらないだろうと言う気持ちがありながらも、それでも今の状況をなんとかしたく手に取りました。著者は元々とても頭の良い人であることに間違いないですが、努力の人だとおもいます。派手なことではなく出来ることをコツコツと確実に。そして期待値に沿ったものを期限を守ってクライアントに差し出すという当たり前のことを常に実行してきて今があるということがわかりました。いつも同じようにはできないと思いますがそれでも誰もが取り入れ、仕事を回すようにするコツはたくさん書かれていると思います。私はこの本に出会えてよかったと思っています。

  • 社内の所謂デキる人の口癖が「早く仕事を終わらせて余った時間でしたい事をする」。自分もそうなりたいと思い手に取った一冊。
    実際に時間術が書かれている部分は短くそこまで目新しいものではないが、本書の半分以上を費やして書かれている著者自身の半生や経験のおかげで説得力を持って読む事が出来る。
    文章はテンポ良く読み易い。章の終わりに「結局どういう事だったか」とまとめが設けられているのも理解しやすい。
    「2割の時間で8割終わらせる」という内容は厳しく見えるが、このフレーズが何度も繰り返し出て来るためやる気にさせられる。
    同時に「とにかく行動する事」という事も書かれていた。2割の時間で8割の仕事を終わらせるのは厳しいが、本書を実践しとにかく行動し習得して行きたいと思う。

  • 自分の中で衝撃が走り、周りに布教したところ好評だった本。

    もし10日あれば、2日全力で8割終わらせて、残りの8日でのんびりと完成度を高める。
    100点でなくていいから素早く出す。

    先延ばしにしてしまう自分には目から鱗だけど、基本的で大切なことが書かれてあった。
    また、著者のエピソードが普通に面白い。常人ではない偉業もすべてはロケットスタートを徹底していたから。
    自分が右クリックをつくれるとは到底思えないけど、今の自分よりもっとよくなる気がする。

  • ・あくまでも「仕事を終わらせること」を目的とし、そのために「ロケットスタート」を決めること
    ・締切を「絶対に」守るつもりで予定を組むこと
    ・時間を制する者は人生を制すること

    時間術だけじゃなく、人生の勉強にもなる良書

  • スタートダッシュがマスト。ロケットスタート‼︎
    自分が楽しくて本当にやりたいことに時間をたっぷり使うために、主体的かつ戦略的に仕事をするマインド&具体的な方策が書いてあるすばらしい本!やりたいことをやるためには、やりたくないことを速攻で終わらせるしかない。自分が幸せになれる行動をしないと、人は幸せにはなれない。実際に行動を変えることで、幸せになる。知っているだけではダメ。

    では、今から何を実践すべきか。それは、夜寝る前に、明日やることのタスクリストを作ること。絶対。左端にチェックボックスを描き、その右に仕事内容を書く。仕事は15分程度で終わる単位の仕事に分ける。15分で終わらない仕事もいくつかの小さな仕事に分割する。とにかく細分化することが大事。分割することでどんどんタスクが終わり、達成感が持続する。このリズムが「仕事を追っている感覚」をもたらす。

    このような知識を1500円以下で手に入れることができるので、本って本当にコスパがいい。年末に差し掛かり、仕事の締め切りがチラチラ見えるようになった。今までは「ギリギリパワー!」なんて言いながら乗り切ってきたが、今日からは「ロケットスタート!」と言いながら20倍界王拳を使って最初の2割の時間でフルスロットルしよう。そして、自分が本当にしたいことや楽しいことのためにたっぷりと時間を使って人生を楽しもう。そのことが余裕を生み出し、周りの人を助け、みんながハッピーになるスパイラルを作っていくのだ。「会社のために何か役立つことができた」を実感したい。

    スーパーマリオがキノコを食べたばりにスタートダッシュをかける。どれくらいかと言うと、「3→2→1→スタート!」と同時に圧倒的に加速し、他を引き離すイメージ。崖から飛び降りながら飛行機を組み立てる勢いで。10日でやるべきタスクだったら、その2割の二日間で8割終わらせるつもりで、初めからロケットスタートをかけなければならない。コツは、前倒しで取り掛かること。仕事が決まったら、すぐ、とにかくすぐやる!ロケットスタート中は、マルチタスクを放棄し、仕事に集中する。メールやLINEなんてもってのほか、朝起きたらコーヒーも飲まず、可能な限りトイレにすらいかず、フルスロットルで取り組む。朝の黄金時間はドラゴンボールの界王拳(しかも20倍!)でやり切る。

    【心に残ったこと】
    ○知ることだけでは十分ではない、それを使わないといけない。やる気だけでは十分ではない、実行しないといけない。byドイツの文豪ゲーテ
    ○締め切りの前に締め切りがあると考えなければならない。
    ○困難は分割せよbyデカルト
    ○最速で一旦形にしてしまってから、余った時間でゆっくりと100点を目指して改良を続けるのが正しい。
    ○著者の中島聡さんは、学生時代CANDYのソフト開発で1億円を超えるロイヤリティーを受け取ったΣ('◉⌓◉’)
    ○最強の昼寝は18分。
    ○ラストスパートこそ諸悪の根源。絶対に忘れてはいけない。
    ○「今ある製品・サービス・考え方に、何か使い勝手の悪い部分、気に食わない部分はないか?」と言う視点で常に世の中を眺め続けることが重要。引っかかりのあったことに気を配り、即座にメモに起こしていくことを続ける。すると自然にそれを解決する方法に出会える。

    【用語の意味】
    ○スラック…心理的な余裕
    ○プロトタイプ…試作品


  • 実践的で活かしやすい情報が多かった。

    最初の2割で他の全ての邪魔な要素を除外し、全力でやる。このリズム、習慣ができてくると仕事の進む速度が大きく上がりそう。

    細かい仕事はそれ用の時間を用意して隙間でやらない。

    そもそも仕事量の見積はざっと見ただけでわからないもの。先にやってみてから判断しないと、つまづくところ以外で判断するため納期が間に合わなくなる。

    大きな仕事も15分でできるレベルまで分解して、集中レベルも決めていくとスムーズにいく。

  • 良書 ロジカルでわかりやすい。一気に、読めました。

  • 一章
    仕事が終わらない理由
    ①安請け合いしてしまう
    ②ギリギリまでやらない
    ③計画の見積もりをしない

  • 一度しかない人生、大切な家族の絵里とリコのために一緒に最大限楽しもうぜ!

    1. まず全体像・プロトタイプを作る(どうせやり直しになるのだから細かい事は置いておく)
    2. 分割は複雑な問題を効率的に解決する上で重要
    3. 100点の出来を追求しない。さもないと、自分の中でどんどんハードルが上がり、仕事が終わらない
    4. 【リコ用】予習するメリットは授業を最大限に活用し復讐や試験前の勉強の時間などを削ることができ時間の節約になる
    5. ロケットスタートは前倒しで取り掛かること。仕事が決まったらすぐに始めること。仕事の提出を前倒しするのではなく、取り掛かりの時間を前倒しすることなのです
    6. 言い訳とか不安とか疲れてるとかそんな言い訳はどうでもいいので、8割完成と言う1つのゴールに向かって驀進してください
    7. 昼ごはんを挟んで仕事は始めるときに、目覚ましのアラームを止めた瞬間に、全身が赤いオーラに包まれるわけです
    8. 集中する20倍速の仕事(2時間半)は、可能な限りトイレにもいかず、コーヒーも飲まない、息を止めて仕事をしてるようなイメージ
    9. 午前中にメインの仕事をほぼ終わらせる
    10. そのかわり、午後は気楽に流しで働く
    11. 人がある習慣を身に付けるには、平均で同じ行動毎日66日続ける必要がある ふ
    12. あなたの役割は会社の規則を守ることではなく、仕事を終わらせることです
    13. 勉強はあくまで手段であり、それ以前に何かやりたいことがなければ特に必要はありません。そんな暇があったら、もっと本当にやりたいことに時間を注ぎ込むべきです
    14. 英語なんてコミニケーションのための1つの手段に過ぎません必要があるときだけ調べておけばいいのです
    15. 単純に自分が本当にやりたいことを見つけると言うこと。わがままに生きろ。自分に正直に生きろ。本能に従え。結局のところは、一度しかない人生、思いっきり楽しもうぜ
    16. 重要なのは楽しくて楽しくてしょうがないかどうかなぁ、ただ1点のみ
    17. 仕事をいかに楽しめるかが人生における重要な問題
    18. 熱海行きたいなぁ
    19. 本を折りすぎやん
    20. 仕事は頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事がどうかで選ぶべきなのです

    21. 仕事は頼まれなくても自分から喜んで残業するほど楽しい仕事がどうかで選ぶべきなのです

    22. 僕に任せれば絶対、ZARAに対抗できるものができると、自分を売り込んでプロジェクトに加えてもらう

    23. 遠慮せずに相手の懐に飛び込んでも何とかする

    24. 使い勝手の悪いもの部分・良い部分、特に気に食わない部分をチェックする

    25. 世の中で疑問に思ったことを、引っ掛かりがあったことをに気を配り、即座にメモに残してことを続ける

    26. 自分が幸せになれる行動しないと、人は幸せになれない

    27. 嫌な仕事を速攻で終わらせて、手に入れた余裕の時間を持って、次の人生のための準備を始めよう。自分の好きなことに向き合う時間にする

    28. あなたの仕事がいつまでも終わらないのはあなたがその困難な状況と向き合うことを避けてきたからです

    29. 明日やることのタスクリストを作り絶対に明日にやる

    30. 夜寝る前からすでに明日の仕事始まってる。難問、進まなかった仕事、寝ながら考えようと思って、解決策を考えながら眠りに入る

    31. 一度しかない人生思いっきりスーパー楽しもうぜ!!!!!

著者プロフィール

エンジニア・起業家・エンジェル投資家。早稲田大学大学院理工学研究科修了・MBA(ワシントン大学)。1985年に大学院を卒業しNTTの研究所に入所し、1986年にマイクロソフトの日本法人(マイクロソフト株式会社、MSKK)に転職。1989年には米国マイクロソフト本社に移り、ソフトウェア・アーキテクトとしてMicrosoft本社で Windows 95 と Internet Explorer 3.0/4.0 を開発。Windws95に「ドラッグ&ドロップ」と「(現在の形の)右クリック」を実装したことによって、両機能を世界に普及させる。後に全米ナンバーワンの車載機向けソフトウェア企業に成長するXevo(旧UIEvolution)を2000年に起業し、2019年に352億円(3億2000万ドル)で売却。元EvernoteのCEOが立ち上げたmmhmmの株主兼エンジニア。現在はフルオンチェーンのジェネラティブアートの発行など、Web3時代の新たなビジネスモデルを作るべく活動している。堀江貴文氏に「元米マイクロソフトの伝説のプログラマー」と評された。

「2023年 『シリコンバレーのエンジニアはWeb3の未来に何を見るのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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