ディスカバー・マイケル THE BOOK

著者 : 西寺郷太

制作 : NHK-FM「ディスカバー・マイケル」制作班 

• スモール出版 (2020年10月29日発売)

作品紹介・あらすじ

あたかも大河ドラマのように1 年かけて、マイケル・ジャクソンとその時代を紹介していくスペシャルな番組が本になりました。筋金入りのマイケルファンも、生きている時代のマイケルをあまり知らないみなさんも、マイケルの新たな魅力を一緒に発見してみませんか。

ゲスト　ティト・ジャクソン／ジャーメイン・ジャクソン／ポール・ジャクソン・ジュニア／横山 剣（クレイジーケンバンド）／黒沢 薫（ゴスペラーズ）／和田 唱（TRICERATOPS ）／田中 章／久保田利伸／湯川れい子／吉岡正晴／高橋芳朗

特別付録CD付「ディスカバー・マイケル」最終回フェアウェルパーティー！（NONA REEVES with 土岐麻子）

感想・レビュー・書評

[浮気なスーさんの感想 · 2021年4月8日]

西寺郷太さんのマイケル本にハズレ無し！ということで、当然のように抜群に面白い事を期待して読み始めて、そして実際に抜群に面白いんだから最高です。そんな一冊。

この本は、元々は、ラジオ番組だった、ようですね。そのラジオ番組の方は、残念ながら未聴なのですが、要は、そのラジオ番組でのトークを、文字に書き起こしたものだぞ、という内容、と思われます。

うーむ。ラジオを聴いていた方が、絶対に、、、良かったんだろうなあ。それは多分、間違いないと思われます。でもま、そのラジオのトークの記録が、こうして公的に書籍として文字としていつでも読むことができる状態で残される、ってのは、抜群に良い事じゃないか、ってね、思うんですよね。

マイケル・ジャクソンという存在を、その音楽を聴くとともに、知識としてもより深く知りたい、と思われたのでしたら。正直に言います。この本よりも、同じ著者の西寺郷太さんの著作「新しい『マイケル・ジャクソン』の教科書」「マイケル・ジャクソン」を読むほうが、良いと思います。

あの二冊は、本当に本当に分かりやすく、如何にマイケル・ジャクソンという人物が途轍もない存在だったのか、ということを書いてますので。個人的な意見ですが。

ですので、この本は、ラジオ番組をリアルタイムで聴いていて超楽しかった！という方への補完的作品でもあり、ある程度、マイケル本を読んだことがある方への、更なるマイケル愛をガンガン感じたい！というプラスアルファの作品かなあ、とね、思う次第ですね。

いやしかし、西寺郷太さんのＭＪ本にハズレ無し。シミジミとマジでこの人は凄い、ってね、思いますね。

あ、ＣＤも付いてます。超贅沢じゃんか。ＣＤでのマイケルカバー音源のベースは、トライセラトップスの林 幸治さんが弾いてます！そういう意味では、トライセラファンにもバリおすすめ。あ、西寺さんと、和田 唱さんの対談（というかラジオでの二人のトークの文字書き起こし）も乗ってるし。その意味でも、トライセラファンの方にもマジお勧めですね！和田さんのマイケル愛も、バリ凄いんだもんなあ～。

著者プロフィール

西寺郷太（にしでら・ごうた）
1973年東京都生まれ京都府育ち。バンド「NONA REEVES」のボーカリスト、メインコンポーザーを務める。音楽プロデューサー、作詞・作曲家として、V6、岡村靖幸、YUKIなどへの楽曲提供・プロデュースを行うほか80年代音楽研究家として、マイケル・ジャクソン、プリンス、ジョージ・マイケルなどのオフィシャル・ライナーノーツなども数多く手がける。
著書に『新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書』（新潮文庫）、『マイケル・ジャクソン』（講談社現代新書）、『ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い』（NHK出版新書）、『プリンス論』（新潮新書）、『始めるノートメソッド』『伝わるノートマジック』（スモール出版）、監修『MJ ステージ・オブ・マイケル・ジャクソン』（クレヴィス）などがある。
現在、『GOTOWN Podcast Club』を配信中。

「2020年 『ディスカバー・マイケル THE BOOK』 で使われていた紹介文から引用しています。」