マインドフルネス

  • サンガ
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784905425205

感想・レビュー・書評

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  • NLPの本を読んでマインドフルネスに興味を持ったので読んだ。マインドフルネスというのは自分の体や心の状態に気づくこと。欧米ではストレスや問題から解放される効果があるとして医療や教育の場でも活用されているのだそうで、この本には気づきの瞑想であるヴィパッサナーの実践方法が紹介されている。瞑想って、するのは簡単だけど難しい。何度も始めて、ある程度続けてはやめてしまう。というのも、ちゃんとできているのか、何がどうなれば正解なのかが分からないから。だけど、そんな簡単に、これだと思えるものでもないそうなので、とにかく続けるしかない。この本を読んだ機会にもう一度チャレンジしてみようと思った。

  • マインドフルネスとは、欧米向けの呼び名で、
    主に上座部仏教の間でヴィパッサナー瞑想として、
    古くから行われている瞑想の一つ。

    仏教の瞑想は大きく止・観の二つに分類される。
    こちらは「観」の瞑想で、気づきや、智慧の瞑想とも呼ばれる。
    観の意味は、瞑想中に沸いてくる思考を一歩引いて観る。
    集中的に思考を観察することから観行という。

    実際にやってみると驚くほどリラックス効果を得られるが、
    それが本当の目的ではなくて、思考を在りのままに観察することで、
    感情に流されない心を育てることが目的だとされる。

    現在ではストレス低減法として心理療法にも取り入れらており、
    瞑想というよりは呼吸療法に近い形で認知されつつある。
    ただし、ヨーガのように体を動かす訳ではないので、
    効果を体感するにはそれなりの練習が必要。

    何か困ったことがあった時によく自分を見つめ直すというけど、
    ここに書いてあることは、その究極的な方法に思える。

    [1991年、アメリカ、384P]

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著者プロフィール

12歳のときスリランカのマランデニアで出家した。1947年、20歳のときキャンディで具足戒を受けて正式な僧侶(比丘)になる。ガンパハのヴィディヤセーカラ・ジュニアカレジ、ヴィディヤランカーラ・カレジ(現・国立ケラニヤ大学)、コロンボのブッディスト・ミッショナリー・カレジを卒業。その後インドに渡り、マハーボーディ・ソサエティで5年間伝道活動。サンチー、デリー、ボンベイで不可触民(カースト制度の最下層民)のなかで活動する。

「2014年 『8マインドフル・ステップス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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