世界のオリガミマスターズ BUGS 「昆虫戦争」は折り紙をここまで変えた!

著者 : マルシオ・ノグチ 小川未来

• 駒草出版 (2015年1月31日発売)

感想・レビュー・書評

[mikutiinokuchiさんの感想 · 2016年1月28日]

あたまおかしい、あほだこの人たち（褒め言葉）

展開図や折り方を眺めるだけで脳が拒否する折紙の本。

スズメバチの折り方に魅せられて購入。

本自体も大きく、作成者の顔写真入りという熱の入りよう。

数学や現代科学、芸術などはどんなに辿っても理解できないけれど、こういう手元で再現可能な折紙は、たとえ教養がなくても（？）忍耐があれば辿れる、なぞることのできる可能性がある。

割り切ることが出来なければメリハリをつける・・・そんな「ケジメ」を形にした折り紙は、抽象的な言葉の連想ゲームから自分を救ってくれた。

これからも折紙の本を買い続けると思う。

著者プロフィール

ブラジル生まれの日系人で、子供のころ折り紙を習う。本格的に折り紙をするようになったのは、2000年代の半ばにアメリカに移住してから。
それ以来、多くの折り紙創作家の作品のために折り図を描いてきた。
OrigamiUSAの評議員で、日本折紙学会のサポーティングメンバーでもある。
アメリカのニューヨーク州ウエストチェスター郡在住。

「2015年 『世界のオリガミ・マスターズ 　FLOWERS』 で使われていた紹介文から引用しています。」