- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784906268610
感想・レビュー・書評
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太郎さんは駿河台の菊雄さんのところへ,おつかいをやる用事があるのだが,女中の梅やが病気で行けず,さぁどうしたものかと思っていたところ,弟の二郎から名案が「兄さん,きんぎょをおつかいにやりましょう」……
金魚がおつかいに行くという設定が何とも滑稽で面白い。
そして,太郎の赤,二郎の白,千代のぶちの3匹がお使いに行くことになったのですが……
彼らは列車に乗る段になって気付くのです「水を入れてください,はやく水を入れてください」「電車へ水を入れてください」「それでも水を入れてもらわないと僕達は死ぬじゃありませんか」「苦しいなあ」「ああ苦しい,水がなくっちゃあたまらない」と……思わず「それまでに気付けよ!」とつっこんでしまいました(笑
金魚たちの他に,もう一匹名脇役が居ます,ほとんどの画面にいるので探してみよう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お話の作者は与謝野晶子。なんできんぎょにおつかいさせようと思ったんでしょうか。
お話も絵も妙な味わいがあります。 -
与謝野 晶子 (著)
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電車に乗っておつかいに行っちゃうのに、水がないと死んじゃうとか、急にまともなことを言い出すきんぎょたち。そこが可愛かったりするんだけどね。
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太郎、次郎、千代のきんぎょ、赤、白、ぶち、電車に乗っておつかい、菊雄
水がないと生きれないので、駅長さんとかにたらいを用意してもらったり。
与謝野晶子がこんな話を作っていたのか。
レビュー登録は30日だけど、読んだのは29日。 -
兄妹たちの代わりに駿河台の菊雄さんの所まで行くことになった、金魚の赤・白・ぶち。なにしろ金魚です、ちゃんと電車に乗れるのでしょうか?切符は?果たしておつかいは成功するのか――……?
ハラハラドキドキの金魚たちのお使いの模様が、レトロなタッチで描かれている本書。和柄の中でも金魚のモチーフが大好きなので、一目惚れしてしまいました。使用されている紙も雰囲気があります。
12人の子どものお母さんでもある与謝野晶子の童話、初めて読みました。やっぱり子どもたちのために考えたんだろうなあ。いいなあ。
他の出版社版のものも読んでみたいと思います。 -
古き良き時代の日本
文は与謝野晶子。
お母さんの部分が見えるような気がしました -
古き良き日本・・・
のんびりしていていいな。 -
子どもの渋い選択!
電車好きな東京の男の子とかも好きそう。
文体が良い!