驚く力ーーさえない毎日から抜け出す64のヒント

著者 :
  • 夜間飛行
3.88
  • (17)
  • (15)
  • (16)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 178
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906790043

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 自分の外に自分の「本体」を託す…【お守り】は、自分を守りながら、その能力を最大限に発揮する一番いい方法。(ソウルジェムのイメージ)例えば感情に振り回されやすかった女性が出産を機に芯のぶれない強い女性に変わることがある。子どもに自分の本体を託してしまうことで、自分の心と身体に振り回されずに生きていけることができるようになった、ということかもしれない。

    心は刺激依存症。良い悪いを問わず刺激を求める。求めるままに刺激を受け続けると、「驚く力」はどんどん枯渇していく。

  • これは、タイトルからでは内容が伝わってきづらいけど、名越さんの本のなかでは、かなりおもしろかった。
    未来を値引きする、とか、自分もやってしまってるだろうなぁと思いながら読んだ。知的無駄話のところは、わたしがいいなぁと思うことがそのまんま書かれているかんじ。好きやなぁ、名越さん。また読みたい。

  • 押し付けがましくもなく、説教くさくもなく、変に自己啓発もしていなく、素直に読める本です。
    「知的無駄話」という言葉、しっかりおぼえておこうと思います。

  • 良かったよ。「初めて見るときのように意識して見る。」「未来を値引きしない」というのは参考になる。「スターウォーズは作者が見てきたという実感をもって書いたからリアリティがある」というのは面白い意見だと思う。「心の速度を上げると周りが見えなくなる」というのも面白い。だから心の速度を落とすのだと。自分の外に本体を託すのが「お守り」であり、そのおかげで安心して心をオープンにすることができる 。という説も斬新だった。
    非科学的なものが存在するという考えは同感できる。

著者プロフィール

1960年、奈良県生まれ。精神科医。相愛大学、高野山大学客員教授。専門は思春期精神医学、精神療法。近畿大学医学部卒業。大阪府立中宮病院(現:大阪府立精神医療センター)にて、精神科救急病棟の設立、責任者を経て、1999年に同病院を退職。引き続き臨床に携わる一方で、テレビ・ラジオでコメンテーター、映画評論、漫画分析など様々な分野で活躍中。主な著書に『驚く力』(夜間飛行)、『自分を支える心の技法』(医学書院)、『どうせ死ぬのになぜ生きるのか』(PHP新書)などがある。

「2015年 『日本の反知性主義』 で使われていた紹介文から引用しています。」

名越康文の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ヴィクトール・E...
佐藤 優
ジャレド・ダイア...
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×