ゲームする人類―新しいゲーム学の射程 (La science sauvage de poche 6)

著者 :
  • 明治大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906811250

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  • 978-4-906811-25-0
    C0095\200E.

    ゲームする人類
    新しいゲーム額の射程

    2018年3勝ち31日 初版第1刷発行

    著者:中沢真一 遠藤正信 中川大地
    発行所:丸善出版株式会社
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    そういう事だったのか…。という事があった。

    最初ゲームは作り手と遊ぶ側がすごく近かったこと。
    隠しコマンドが仕込まれていて、gameを進める楽しみのほかにも楽しみを見つけたこと。
    それを共有するツールとして月刊雑誌があった事。
    終わりののあるゲーム、無いゲーム。
    終わり方が一つのゲーム、終わり方が複数あるゲーム
    アーケード、家庭内game機、携帯ゲーム。
    移り変わり、新しい形で楽しんでいたんだ・・。
    先行している娯楽、例えば映画との共通点とか・・。
    難しくて期待していた中身ではないのだけれど(それは自分がよく見てなかったのが原因なんだけど)へぇ~…。って読むことができました。

    日本の文化と違う文化を持つ人たちはどんなゲームが好きなのかしら?お布施の課金は日本人だけってのも面白かった。

    ※他メモへ色々

  • 2021年12月16日読了。ゲームとは?ゲームの批評とは?に関する、有識者たちによる随筆・対談・鼎談集。何よりメンツがいい、ゲームに関する著書も多い文化人類学者の中沢新一、ゼビウスをはじめとした伝説的ゲームデザイナーの遠藤雅伸にゲーム史・哲学など全般に詳しい中川大地と彼らの意見を聞いているだけでこちらの頭が良くなったような気がしてくる…。ゲーム創成期において日本人の得意な創意工夫・プレイヤーの想像力を活用した演出は奏功したが、米中による超リアル・大型ゲームがスタンダードとなった今、日本が目指すべき方向はスマホ上のソシャゲ、という示唆は悲しいが、本当にそうなのだろうか…。『ポケモンGO』がいかにゲームとAR/VRテクノロジーと社会に影響を与えたのか、の指摘については未プレイの私には実感がないところだったり、色々考える材料になった。

  • 中沢新一×遠藤雅伸×中川大地著『ゲームする人類—新しいゲーム学の射程』読了。ソシャゲはその繁栄の過程でソーシャル要素を削ぎ落としていったという話が印象的。にしても中沢おじさんは雑な議論するなあ

  • 人類というより、ゲームを通した日本人論というべき内容。もしくはタイトル通りの主旨だったなら、日本に縛られ過ぎていて視野が狭い。ファミコンの時代から今に至るまでの様々なゲーム名が出てきてそれなりに関心をそそられるが、理屈が先走りしたやり取りや決めつけに次第に辟易する。それより、著名なゲームの一つでも試してみた方が余程得るものが多いだろう。

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著者プロフィール

1950年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。京都大学特任教授、秋田公立美術大学客員教授。人類学者。著書に『増補改訂 アースダイバー』(桑原武夫賞)、『カイエ・ソバージュ』(小林秀雄賞)、『チベットのモーツァルト』(サントリー学芸賞)、『森のバロック』(読売文学賞)、『哲学の東北』(斎藤緑雨賞)など多数。

「2023年 『岡潔の教育論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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