灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)

著者 :
  • オーバーラップ
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本棚登録 : 264
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784906866915

作品紹介・あらすじ

「驚かすなって、モグゾー」「ごめん、ごめん」モグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。でも、ものすごい血だ。血まみれで、表情もよくわからない。だけどまあ、なんとか平気そうだ。大きな戦いを乗り越えたハルヒロたちだが、助けられなかった仲間もいて、喜んでばかりもいられなかった。そんな中、予想外の活躍をしたことで、他のチームから引き抜きの誘いを受けるメンバーも。リーダーとして悩むハルヒロは、改めて自分たちがどうしたいのかという想いと向き合ってゆく。灰の中から生まれた冒険譚は、いま新たなステージを迎える!

感想・レビュー・書評

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  • ワンダーホール編。

    メンバーそれぞれの苦悩に始まり、新たな仲間が入る。最初はそんなに好きになれそうにないキャラと思ったが、、さすがこの作品。

    なにより星5にしたのは終盤のウストレル戦。
    息もつかせず読み切ったという感じ。めっちゃ面白いし没入感ハンパじゃなかった。
    次巻も期待です。

  • リーダーの責任、神官の責任、戦士の責任、魔法使いの責任。
    みんな命を背負ってる。
    パーティを組む以上、誰もが誰もの命を背負ってる。
    背負う覚悟、背負われる覚悟。それが無くてはパーティは成り立たない。

  • 初っ端から夢オチとかいう泣ける展開。
    一歩進んだと思ったらまた後退して、そこからまたじりじりと進んでいく。だってまだ生きてるから。ていうこの感じ本当好きです。
    ライトノベルだし仕方ないと思うけど、だからこそ一冊薄くてすぐ読み終わっちゃうのがもったいない。
    なんでクラン入ったのかは唐突すぎて全然わからなかったけど、次巻以降ですね?
    ここから第二章はじまりはじまり

  •  自分より強い相手と戦う肉弾戦描写はgood。しかも、本作の主題と目される、パーティ・メンバー間の関係性も、戦場での要が欠けることで分裂の可能性も胚胎しつつ、益々一触即発の危機に直面。

     かように全編に亘り、緊張感あふれる描写で物語は展開していく点は買いである。

  • 3巻の結末が衝撃的だったので,この巻はどうなるのだろうと期待と不安を感じながら読んでいました.ハルヒロの1人称で語られていく世界にのめり込んでしまいます.パーティーにとっては様々な意味で,節目をむかえます.各々が不器用ながら前を見て進んでいく姿に読み終えるころにはワクワクが止まりませんでした.

  • 新たにタンクが加わっわた。この物語は終わりが見えないなあ。

  • 大規模戦闘。チャコの死。死闘の末にモグゾーの死。新たな狩り場へ。新たなタンクとして聖騎士グザクも加入。

  • ゲームで主人公の周りにいるモブキャラたちの物語(と勝手に解釈している)。ようやく初級者レベルを抜けたかと思いきや、まだまだそんなことはなく、彼らの小者っぽい悩みが読んでていちいち突き刺さった。終盤は死線の瀬戸際だったけど、ウザさMAXのランタが上手い具合に使われてていい気味だとか思ってしまった。

  • モグゾーの死を受けての、つなぎの感が強い巻。中盤までは主要キャラ全員がマイナスオーラをまとっているので、正直少しきつかった。主人公たちもレベルアップしてるし、次の巻あたりからまた動きがありそうですね。

  • ああ。やっぱり。
    進んだような気がして、でもまた戻って、それでもまた進むしかない。
    じりじりと、少しずつ強くなっていく。
    何やらソウマには色々ありそうだなあ。

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著者プロフィール

作家。北海道大学文学部卒。
『純潔ブルースプリング』で第7回角川学園小説大賞・特別賞を受賞。
主著に『薔薇のマリア』シリーズ、「第九高校」シリーズなどがある。

「2013年 『マイワールド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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