- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784907108427
作品紹介・あらすじ
「茶の心得もないということは、無茶というものです」
幼なじみのナツメにまきこまれて、茶道部に入部することになった陽介。正座から帛紗さばきまで四苦八苦しつつも、顧問の先生のやさしい指導で、和菓子の味や作法の奥深さに目覚めていく。ところが、浴衣を着て初めてのお茶会で、思いがけない事件が発生! 茶道をめぐるナツメの家族の秘密とは?
初心者から楽しめる、茶道男子の成長ストーリー。
感想・レビュー・書評
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こどもたちにすすめるために読む。恥ずかしながら、裏千家の千が千利休だと考えたことなかった。和の文化の調べ学習にも使えそう。
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6年生の陽介は幼なじみのナツメの巻き添えで茶道部に入ることに
男子がひとりしかいないクラブに尻込みしていた陽介だけれど
「茶の心得もないということは、無茶というものです」
茶道の歴史から正座のしかた、持ち物の説明まで、あこがれの先生がしてくれる茶道の話にすこしずつ興味がわいてくる
茶せんは小さな泡だて器、茶しゃくは抹茶をすくうスプーンで、抹茶を入れる器のことを……
「棗? なつめって、ナツメとおんなじ名前じゃん?」
「いいの! わたしの名前はいいから。ほっといて!」
授業参観の日に保護者にお点前を披露することになったけれど、ナツメには複雑な事情があるようで
伝統文化の作法も学べる成長物語、高学年から
男の子が読むと“茶道男子”誕生のきっかけになるかもしれない
版元は神戸から良書の発信をつづける「出版ワークス」、2019年刊 -
ナツメの母と祖母の関係に、驚いた。
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「「茶の心得もないということは、無茶というものです」
幼なじみのナツメにまきこまれて、茶道部に入部することになった陽介。正座から帛紗さばきまで四苦八苦しつつも、顧問の先生のやさしい指導で、和菓子の味や作法の奥深さに目覚めていく。ところが、浴衣を着て初めてのお茶会で、思いがけない事件が発生! 茶道をめぐるナツメの家族の秘密とは?
初心者から楽しめる、茶道男子の成長ストーリー。」 -
ナツメの名前に込められた秘密と、母、祖母の確執が融けるあたりが児童文学という感じです。
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茶道の作法、道具の使い方などがさりげなく散りばめられていて、読んでいると一緒に部活で指導を受けている気持ちにさせられる。
話の展開はなんとなく掴めてしまうけれど、それでも最後まで楽しく読むことが出来た。
お抹茶を飲みたく、また併せてお茶菓子を食べたくなる一冊。 -
茶の心得もないということは、『無茶』というもの。無茶という言葉はそこからきている。
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児童書なんだけど、お茶のお点前がきちんと書いてある。