うつしいろのゆめ―天国の本屋〈2〉

  • 木楽舎
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本棚登録 : 247
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907818166

作品紹介・あらすじ

この青はすぐに失われてしまう。だから昔の人は、うつろいやすく消えてしまうという意味を、そのはかなく美しい青に込めて、うつし色と呼んだのだ…。小説。2000年かまくら春秋社刊「天国の本屋」の第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 結婚詐欺師のイズミは”獲物”とハワイへ結婚旅行に向かう途中、アロハシャツの老人に正体を明かされ、挙句にハイジャックに巻き込まれ、ナイフを突きつかれる。
    失神して気付いた時にはアロハシャツの紹介で頑固な老人のヘルパーとして働くことになっていた…。

    これは泣ける!面白いし、感動できる正解の本でした。
    挿絵もきれいで、これはぜひ買っておきたい一冊。

  • ーーー
    「ふーん、きれいな色ですもんね」
    イズミは風に揺られる花を見て言った。
    「ああ、とても美しい。しかしな、この青はすぐに失われてしまう」
    「そうなんですか?」
    ウイズミは長一郎の横顔を見た。
    「だから昔の人は、うつろいやすく消えてしまうという意味を、そのはかなく美しい青に込めて、うつし色と呼んだのだ」

  • これは読んでないな…。途中から噛み合いはじめる瞬間が好き。挿絵がカラーなのも素敵だなと思う。

  • 読み始めは、第一巻より物足りなく感じましたが、
    最終的には感動し、父を想う心情に
    涙を流してしまう一冊でした。

  • 前作同様、面白くは読めたんだけと、やはり物足りなさも感じます。それでも、登場人物それぞれに愛着が持て、読み手の想像力を膨らませてくれます。

    意外とクセになります。

  • 天国の本屋シリーズ。

    やっぱり、
    最初のが一番面白かったなあ・・・。
    だんだんとつまらなく薄くなっていく。

    なんかもっと展開はないの?
    って思っちゃう。
    天国の本屋にいく経緯も
    帰ってきたあとも業務内容も
    薄すぎないか??
    書くことないなら、いっそのこと書かないでくれと思うくらいに
    テーマ性が薄くなっていて、わたしは悲しいです。。
    最初の巻がめっちゃ好きだっただけに・・・・。

  • 前作に出てきた人達が沢山出てきて嬉しい。
    アヅマとナカタの朗読落語面白そう。聞きたいな。

    長一郎さんは自分も辛かったんだろうけど、長一郎さんの我が儘の所為で皆が傷付いたんだよな…。特にイズミとユウジ。
    イズミのお父さんは何で引き受けちゃったんだろう。

    それにしても、結婚詐欺で騙した人達が全員幸せになってるっていうのが凄い。

  • シリーズ二作目
    三流詐欺師が天国でヘルパーをする。

  • 〈内容〉この青はすぐに失われてしまう。だから昔の人は、うつろいやすく消えてしまうという意味を、そのはかなく美しい青に込めて、うつし色と呼んだのだ…。小説。2000年かまくら春秋社刊「天国の本屋」の第2弾。

  • 『この青はすぐに失われてしまう』
    『だから昔の人は、移ろいやすく消えてしまうという意味を、そのはかなく美しい青に込めて、うつし色と呼んだのだ』
    結婚詐欺師のイズミが謎の老人ヤマキに依頼された仕事は偏屈親父のヘルパー!?
    やさしくてせつない天国の本屋シリーズの2作目。

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著者プロフィール

松久 淳+田中 渉:コンビ作家として『天国の本屋』(新潮文庫)で 2000 年 12 月デビュー。著作に、映画化もされた『天国の本屋恋火』(竹内結子主演/新潮文庫)、『ラブコメ』(香里奈主演/小学館文庫)、他に『白いお別れ』(幻冬舎文庫)、『ウォーターマン』(講談社)などがある。近刊は『かみつき』(扶桑社)。

「2017年 『麻布ハレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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