精神医療の現実: 処方薬依存からの再生の物語

著者 :
  • 萬書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907961022

作品紹介・あらすじ

2010年に開設したブログ(「精神医療の真実 聞かせてください、あなたの体験」を通し、わらをもつかむ思いで連絡をしてきた当事者や家族。彼らとのメールのやりとりから、処方薬依存の実態が浮き彫りに。薬を減らすことに決めたものの、離脱症状に七転八倒する人。あまりの苦しさに再服薬を決意する人。長年続いた多剤大量処方のため減薬すらできない人。離脱症状を乗り越えて断薬に至る人……。これら9のケースに学び、処方薬依存からの再生の道を探る。

感想・レビュー・書評

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  • アメブロに「精神医療の真実 聞かせてください あなたの体験」というサイトがあります。
    ブログを書いているかこさんは、フリーライターで精神科疾患に興味をもちこのブログサイトを立ち上げたそうです。
    このブログを見ると精神科医による過剰診断や向精神薬の過量投与問題で苦しんでいらっしゃる方がいかに多いかわかります。
    ブログに寄せられた投稿をまとめた本です。
    取り上げられている症例は本当に悲惨なものばかりです。
    精神科医療を受けて向精神薬依存に長年苦しんできた赤裸々な体験談が多数載っています。
    とても苦しんでらっしゃることがよくわかります。

    http://ameblo.jp/nancli/entry-11979742678.html

  • ベンゾ系初め抗精神薬や常用量依存をする。
    減薬をすると離脱症状がでるが精神科医は症状の悪化と捉えて更に薬を処方する。
    段階を経て減薬をするのが鉄則となる。
    ダルクやアシュトンマニュアルの存在。

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著者プロフィール

1958年生まれ。早稲田大学卒業。1987年からフリーのライター。2010年6月にブログ「精神医療の真実 フリーライターかこのブログ」を立ち上げて体験談を募る。
主著:『私たちが、生きること』(ありのまま舎編、新潮社)、『大きな森の小さな「物語」――ハンセン病だった人たちとの十八年』(文芸社)、『ルポ 精神医療につながれる子どもたち』『発達障害の薬物療法を考える』(以上、彩流社)、『精神医療の現実――処方薬依存からの再生の物語』『〈向精神薬、とくにベンゾ系のための〉減薬・断薬サポートノート』(以上、萬書房)

「2019年 『青年はなぜ死んだのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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