感想・レビュー・書評

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  • 本のエッセイアンソロジー。
    須賀敦子さんの『塩一トンの読書』は良かったです。(読みたい本に登録したまま、まだ読めずにいるのですが^^:)長嶋有さんの『作家の好きな言葉』には笑ってしまいました。有栖川有栖さんの『書斎の猫』も微笑ましい。でも嬉しかったのは萩尾望都さんの『いい子と悪い子と』。『グリム童話』も『金髪のマーガレット』、私も繰り返し読んだなぁ、と。感じたことは同じではないかもしれませんが、子どもの頃、同じ本を読んでいたのだなぁと思うと、嬉しいです。

  •  本に携わる人たち52人の本にまつわるエッセイ集。本を読むのも好きだけど、他愛ない本の話を聞くのも好きだ。なかでも椎名誠、夢野久作、山田風太郎のが面白かった。

  • 本に対するいろいろな気持ちが書いてあって、楽しいな~♪とサラサラ読んでいて、最相葉月さんの「翻訳・由利徹」がツボに入って爆笑した(^^;)

  • 草森紳一の「あとからゆったりと倒れる本の群れもあるのだ」がいちばん面白かったです。黒電話を移動させるとそのコードに引っかかって本が崩れ落ちる。コードレスホンでは想像し難いのですが、黒電話はコードの延びる範囲で移動可能であるものの、その分何かを倒す脅威がありました。

  • 一番心に残ったのは、久世光彦「太宰元年」。
    太宰治が死んだ年を「太宰元年」と、自分のなかで定義した。思い入れが深くなりすぎて、太宰の子を「懐妊」しているとまでいう。
    公的なような、私的なような、どこに向かって書いているのかわからなくなる不思議な文章。内緒話を聞いているみたいでどきどきする。

  • 図書館で借りた本。
    本に関するエッセイ集。
    今の気分が刺激を求めているのか、あまり夢中になれなかった。残念。
    日を改めて読めば、もっとマシな感想が書けるかな。

  • 本にまつわるさまざまなエピソード。楽しく読んだ。浅田次郎が役に立つのは小説、役に立たないのは「ノウハウ本」と書いていた。小説は想像力の開拓に寄与するのだそうだ。

  • 本は寝転んで読むのがいちばん。
    新しい本を手にすると、私はそれを持って寝転びにゆく。
    毛布か布団をかぶり、ひくいめの枕に頭を乗せ、顔と手だけだして穴のタヌキのような恰好をするのが大好きである。

    この開高健の文をよんで、わたしと同じ人がいるって思った。開高健が好きななった。

  • 作家×本の話ってほんと面白い。本と言っても読書のこと、本自体のこと、自分が書いた本、書棚のこと、いろんなエピソードが盛りだくさん。どれも興味深く読ませてもらったけど、初めの須賀敦子さんの塩1トンの話がすごく深くて、多分わたし一生忘れないと思った。(初めて読みした、須賀敦子さんの作品)

  • 2015/8/17

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著者プロフィール

1892年(明治25)3月1日東京生れ。日本の小説家。東京帝大大学中から創作を始める。作品の多くは短編小説である。『芋粥』『藪の中』『地獄変』など古典から題材を取ったものが多い。また、『蜘蛛の糸』『杜子春』など児童向け作品も書いている。1927年(昭和2)7月24日没。

「2021年 『芥川龍之介大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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