森江春策の災難: 日本一地味な探偵の華麗な事件簿

著者 :
  • 行舟文化
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909735126

作品紹介・あらすじ

日本推理作家協会賞・本格ミステリ大賞ダブル受賞記念 緊急出版決定!

《森江法律事務所》にかかってきた敏腕女性検事・菊園綾子からの電話は、花村カオルという札付きのワルが身辺をかぎ回っているようだから気をつけろと警告するものだった。その数分後、コート姿の怪しい人物が《森江法律事務所》に入ってゆき、直後に死体で発見される。果たして、森江春策の事務所でいったい何が起きたのか? 一風変わった犯人当てである表題作をはじめ、森江春策がヘンリー・メリヴェール卿と共演する「密室法廷」や神津恭介、星影龍三とともに密室について語り合う「架空座談会」、鉄人28号の物語世界へと読者をいざなう「寝台特急あさかぜ鉄人事件」、舞台劇の脚本として書き下ろされた「探偵が来なけりゃ始まらない――森江春策、嵐の孤島へ行く」など、日本一地味な探偵・森江春策が活躍する十三編の異色な事件簿! 「年譜・森江春策事件簿〔第二版〕」も特別収録!

さらに数量限定で玉川重機画伯による扉絵のポストカードを1枚進呈いたします!

感想・レビュー・書評

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  • 新作じゃなかったのね…

  • 「日本一地味な探偵」という題には、偽りがある。彼ほどド派手な活躍をしている探偵は現代にそうはいない。国や時代、果ては次元すらも飛び越える。本書でもその一端はよく分かるので、読んでもらいたい。個人的好みは、『告げ口時計』。被害者の行動の意味が開示された時、男の歪な感情が浮き上がる。

  • 2022/10/10読了

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著者プロフィール

一九五八年大阪市生まれ。同志社大学法学部卒業。
一九八六年、「異類五種」が第2回幻想文学新人賞に佳作入選。
一九九〇年、『殺人喜劇の13人』で第1回鮎川哲也賞受賞。
代表的探偵「森江春策」シリーズを中心に、その作風はSF、歴史、法廷もの、冒険、幻想、パスティーシュなど非常に多岐にわたる。主な作品に『十三番目の陪審員』、『グラン・ギニョール城』、『紅楼夢の殺人』、『綺想宮殺人事件』など多数。近著に『大鞠家殺人事件』(第75回日本推理作家協会賞・長編および連作短編集部門、ならびに第22回本格ミステリ大賞・小説部門受賞)。

「2022年 『森江春策の災難』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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