メルヴィル文学における〈演技する主体〉

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  • 小鳥遊書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784909812292

作品紹介・あらすじ

人を騙す詐欺師的人物、他者の魂に憑依された人物、過去の経験をそれが現実に蘇ったように語る語り手、物語内で実際に役者として劇を演じる者、歌を歌う語り手など、何かを演じる人物が多く登場し、それによって独特なテクスト空間を形成しているメルヴィルの文学……。



本書では、他者の声との対話や過去の経験の再生、人間の意識を超えた衝動や繋がりに焦点を当て、

長編小説すべてと代表的な短編2編、そして長詩『クラレル』に通底する〈演技する主体〉を鍵語に、

メルヴィル文学の本質に迫る!

著者プロフィール

著者紹介
竹内勝徳(たけうちかつのり)鹿児島大学法文学部教授
著書:『トランスアトランティック・エコロジー―ロマン主義を語り直す』(共著、彩流社、二〇一九年)、『ホームランドの政治学―アメリカ文学における帰属と越境』(共著、彩流社、二〇一九年)、『繋がりの詩学―近代アメリカの知的独立と<知のコミュニティ>の形成』(共著、彩流社、二〇一九年)、『身体と情動―アフェクトで読むアメリカン・ルネサンス』(共編著、彩流社、二〇一六年)、『環大西洋の想像力―越境するアメリカン・ルネサンス』(共編著、彩流社、二〇一三年)
論文:「情動の創造性—アフェクト理論による『白鯨』分析」『スカイホーク』第4号 (日本メルヴィル学会、二〇一六年)、pp. 5-22.

「2020年 『メルヴィル文学における〈演技する主体〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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