お江戸・東京 坂タモリ 港区編 (タモリの江戸の坂道シリーズ)
- ART NEXT (2022年10月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (100ページ)
- / ISBN・EAN: 9784910825052
作品紹介・あらすじ
タモリ氏、18年ぶりの著書!「お江戸の名坂」87坂を撮る!歩く!語る!「日本坂道学会・副会長」であり「坂道写真家」を自認するタモリ氏は、名坂の写真を早朝、深夜と、自ら歩いて改めて撮影。今の東京と江戸の坂道がせめぎあう2022年の東京を、見事にカメラに収めている。再開発によって消失したり、超高層ビルができたり、江戸の坂道を取り巻く風景は大きく変わった。今回は「港区」の不朽の名坂87坂を味わい尽くす。また、「日本坂道学会」再結成を記念して、17年間カルチャースクールで坂道講座を持つ「日本坂道学会」会長の山野勝氏も、監修者としてお江戸と東京の坂を徹底ガイド。タモリ氏のさまざまなエピソードをまじえながら、坂めぐり、歴史めぐりのお散歩コースも14コース紹介する。 さらに本書は、江戸時代の古地図と現代MAPを同じエリアで徹底比較し、江戸の面白い文化の話も満載。まさに「お江戸&東京 坂道バラエテイ」第1回、「港区の名坂編」である。
[本書で取り上げた港区の主な「江戸の名坂」87坂・14コース]
[三田の坂] 「幽霊坂」~「魚籃坂」~「聖坂」
[三田の坂] 「綱坂」~「神明坂」~「日向坂」
[赤坂の坂] 「薬研坂」~「九郎九坂」~「三分坂」~「丹後坂」
[赤坂の坂] 「南部坂」~「檜坂」~「氷川坂」
[赤坂の坂] 「本氷川坂」~「寄席坂」~「丹波谷坂」~「閻魔坂」
[虎ノ門の坂] 「江戸見坂」~「霊南坂」
[六本木の坂] 「雁木坂」~「道源寺坂」~「御組坂」
[六本木の坂] 「於多福坂」~「鳥居坂」~「芋洗坂」
[麻布台の坂] 「狸穴坂」~「植木坂」~「鼠坂」
[麻布十番の坂] 「暗闇坂」~「一本松坂」~「大黒坂」
[西麻布の坂] 「牛坂」~「狐坂」~「狸坂」
[南麻布の坂] 「釣堀坂」~「奴坂」~「青木坂」
[白金台の坂] 「蜀江坂]~「三光坂」~「明治坂」
[高輪の坂] 「洞坂」~「柘榴坂」~「桂坂」~「天神坂」
写真・著/タモリ
森田一義。1945年福岡生まれ。早稲田大学中退後、芸能活動を開始。「ブラタモリ」「タモリ倶楽部」など人気番組で活躍中。博覧強記で多趣味で知られ、「日本坂道学会」副会長にして「坂道写真家」。
感想・レビュー・書評
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<目次>
略
<内容>
「ブラタモリ」から再燃している地形に基づく歩き旅。その当初の番組コンセプトにあったものであり、元々のタモリの趣味を本にしたもの。「日本坂道学会」は会員2人の規模だが、二人の強烈な個性で、こんな本を仕上げてしまうパワーを有する。読んでいると、タモリの好奇心の旺盛さと、会長の山野さんの知識、行動力が満ちあふれている。この本は、タモリの地元の「港区編」だが、今後、文京区編とか世田谷区編、新宿区編、渋谷区編、目黒区編とか出るのかね?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本坂道学会・会長の山野勝氏と副会長タモリさんの愛情溢れる坂道トーク
港区坂道番付から始まり14コースが紹介されます。江戸の古地図と現代地図が照らし合わせ紹介なのがとってもいい!
江戸時代の小説に坂道ってよく出てきます。先ずは小説のタイトルになって大関に選ばれた狸穴坂に行きたーい -
「はじめに」が1番おもしろくて「あとがき」がその次におもしろくてタモリさんの引き出しの多さを共有させてもらえておもしろい本
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ちょっと変わった散歩をしてみたいアナタへ..
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また東京に坂を見に行きたい。
坂大好き。 -
お江戸・東京は「坂のまち」?
江戸時代以前より台地には寺社仏閣があり、江戸時代には多くの大名屋敷が配置された。低地には、商人・町民のまちが徐々に広がりをみせたという。
昔、テレビで放映されていた江戸時代が舞台の時代劇(捕物帳など)では、坂を上り下りする町民やお侍さんの姿はほぼ描かれていなかったように思う。(まぁ京都太秦映画村は真っ平だし、京都で坂のロケーションを探すのは困難だろうしね)
高低差を感じられる江戸が舞台の時代劇は
「仁ーJINー」ぐらいだろうか? 崖上から江戸のまちを一望していたように記憶しているが。
なにはともあれ、
まずは自分の住むまちの高低差を楽しむとしよう。 -
古い地図とカメラを持ちながら坂道めぐりをしたい!
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やっぱり視点が秀逸。
ひっそりと残る歴史の痕跡。