みにくいシュレック

  • らんか社
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本棚登録 : 130
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784915632600

感想・レビュー・書評

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  • 好き嫌いが分かれそうな絵本だが、我が家では大人気の『みにくいシュレック』。

    子供たちにとっては風変わりでパワフルで愉快な絵本。お話と絵がばっちり噛み合って、パワーでドスドス一直線に突き進む!剥き出しの毒気が楽しい、最高にご機嫌なストーリー。

    そして、母にとっては、実は癒しの絵本。
    疲れているとき、このパワーに素直に身を委ねると、結構スカッとする。
    (元気なときには、作者の意図とか「醜さとは?」とか考えるのもきっと楽しい。でも、読みたくなるのはいっつも疲れてるとき)

    この2ヶ月、PTAの年度末作業が立て込んで、くたくただったけど、溜まった疲れやモヤモヤを、シュレックがガツガツ食べてゲップして、邪悪な笑顔でドスドス歩いてるのを想像すると、なんだか楽しくなってくる。
    自分の醜さや毒気を、隠したり誤魔化したり、無理にさらけ出そうとしたりせずに、思うがまんまそのまんま、ドスドス歩いて生きることができたら楽かしら……なんて願望は、絵本の中のシュレックに託すくらいがちょうどいい気もする。

  • みにくいシュレックの冒険譚(?)。
    ヘビの引きつけを起こすほど醜悪な容姿のシュレックが、お似合いのお姫様と一緒になるまでの物語です。
    映画『シュレック』の原作なれど、映画とは多分全然違うと思う。(映画の方を見ていないのでなんとも言えないですが…)
    原作は、美談にありがちな見た目は悪いけれど心は優しい主人公が…というようなこともなく、見た目も中身も醜悪なまま我道を突き進むシュレック。
    そのシュールさが私は結構好きです。容赦ない破壊力に笑ってしまう。

  • 映画『シュレック』の原作かな? 映画の方がシュレックもお姫様も随分可愛らしくなっているけれど。ゴーイング・マイ・ウエイの物語。自分をありのままに受け入れることは、生きていく上でとても大切なことなんだね。(2009-02-01L)

  • 「口からほのおをとばし、耳から煙を出すことのできる、みにくいシュレック。シュレックは旅に出たが、シュレックが歩くとものすごいにおいに花は倒れ、木はのけぞり、人もけものもにげまどいます。
     シュレックはみにくいままに、まわりを怖がらせながら、幸せになるお話。
     ところで、シュレックにもにがてなものがあるみたい。それはなにかな?」

  • 自分の醜さもなんのその。迷わず我が道へ行けというメッセージなんだろうが、直球すぎて幼稚園児の子供達には届いてなかった。

  • 醜いことや嫌われたり怖がられたりする事を喜んで最後まで終わるのがすごく新鮮で、嫌みでもなく、面白かった。お姫様もこの上なく醜いし、「まわりじゅうの生きものをおどかしながら、なかよくくらしたということです。」で終わって意表をつかれた。

  • 怖がられてるけど仲良くしたいという話なのかなと思ったら相手に怖がられて楽しんでいたりとこういう話もあるのだと興味深く楽しめた。

  • なんかロックな魂を感じた。

  • みにくいシュレックがそれを逆手に自由気ままに行動する様子が印象的です。

  • 映画「シュレック」の原作。図書室にどうかと読んでみました。私はううーん、だったけど、男の子は喜ぶのかも・・・?

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