瀕死のエッセイスト (レヴォルトコミック 2)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784921181444

感想・レビュー・書評

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  • タイトル通り、瀕死のエッセイストの物語
    ホスピスらしき施設で、周りには同じ状況の人もいる。
    公園やいろいろなところにいた『エッセイ』

    死体の漫才
    死体の恋人
    ピンクフロイドの「エコーズ」を聞いた

  • 「オーイ・メメントモリ」を読み始めようとして前書きを読んだら本書が先の発行だったため、慌てて読んだ。
    この瀕死さん(名前はいまだにないそうだ)は初めて見るのだが、妙に元気なところがおかしい。夏の浜辺、歓楽街、ヘビメタバンドのライブなど。自分なんかよりよっぽど元気だ。
    死の客観化には有効かもしれない。恐怖を感じている患者とか老人とかにはよき癒しになるのではなかろうか。
    しかしいまだに生きるに必死(!)な大抵のものから見るとやはり笑える内容なのだ。それでいいと思う。

  • 死をテーマにした漫画。笑えるのに哀しい。祖父江さんのやりたい放題の装丁も冴えていた。

  • ざわついたアルコールの入った部室で読んだ。

  • メメントモリより死との距離が近い。死は側にある。

  • 2012/6/24購入
    2012/7/7読了

  • しりあがり寿の描く「死」は心地よい.

  • 泣ける。

  • 瀕死のエッセイストが体験する夢か現か判然としないような出来事が淡々と描かれるエッセイ(風)漫画。

    良い。いつまででも読んでいたい。☆5にしようか迷った。

    作風がいつものしりあがりさんとは随分違っている。いつもより細くて淡い。

    いかにも物書き特有の奇妙に現実感の無い時間の流れ方や、足下にずっと死がへばりついているかのようなメメントモリな雰囲気に静かに興奮した。

  • 人間どんなに一生懸命生きても、逝くときはあっさり、ぽっくり逝くもんなんです。
    それでいて、なかなか傍らにある死を直視できないでいる。そう、死なんてすぐそばにあるんです。死人なんてたくさんいるんです。
    生きて行くということは、死が一歩一歩近づいているということでもありますね~。

    今年も健康に生きてられるかな~とか一年また思いっきり泣いたり笑ったりできるかな~なんて思いながら生きるってよく考えたらすごく現実的なことだと思うんですね。
    自分が死んだら桃源郷にいきたいな~なんて思ったり、まあ行けないと思うけどヴァルハラってどういうとこなんだろうな~とか考えたり、楽しいではないですか。

    最終的には輪廻の螺旋の中でぐるぐる回ってる自分をふと考えたりしました。

    全然関係ないけど、宇宙葬とかなかなか夢があるような気がしますね~。

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著者プロフィール

1958年静岡県生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン専攻。1981年食品メーカーに入社、宣伝・商品企画に従事する一方、漫画家としても活躍。1994年専業漫画家となる。2000年『時事おやじ2000』(アスペクト)、『ゆるゆるオヤジ』(文藝春秋)にて第46回文藝春秋漫画賞を受賞。2001年『弥次喜多in DEEP』(エンターブレイン)にて第5回手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞。

「2006年 『本当は知らなかった日本のこと 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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