ノーモア立川明日香

著者 :
制作 : 立川明日香 
  • 三空出版
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本棚登録 : 16
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784944063598

作品紹介・あらすじ

「私のような子どもをこれ以上増やしたくない」元・美人すぎる市議の壮絶すぎる半生。

感想・レビュー・書評

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  • ノロわれて心身ともに弱っている中、読んでいた訳ですが、『はだしのゲン』同様に次のページをめくるのに勇気が必要な一冊でした。『はだしのゲン』ではリアルな被曝実態を直視する恐怖感、『ノーモア立川明日香』では愛された経験(愛着形成)の有無による違いを直視する恐怖感があり、中々、次のページをめくれず...。決して、ノロわれていたというのが理由でなく、健康状態でも同様だったはず。

    今は、情報過多の時代。情報より体験が重視される時代。
    立川明日香さんの人生を垣間見ることで、体験に勝るものはないと強く感じた一冊でした。愛されたことがない限り、人を愛することができない。

    児童養護施設で育った立川明日香さん。
    公園のブランコで遊ぶ立川明日香さんの娘。立川明日香さんは、ブランコの横で娘の姿を見守っているだけとのこと。娘の背中を押したりして一緒にブランコで遊ばないそうです。遊ばないのではなく、遊んでもらった経験がないから、親としての接し方(遊び方)がわからない。

    信頼できる人と接したことがないから、「人」との繋がり(接点)を感じることができず、目の前に広がるのは、あくまでも「社会」という現象。

    人の温かさや愛情を感じられない世界を想像できず、また、その世界が恐怖でもあり、だからこそ、今の生活を十分に楽しむことができる土台を作ってくれた両親や家族、友人などに感謝のキモチを抱いた一冊でもありました。

  • 新座市から議員選挙に出て当選したが、新座市に住んで居ないということで、辞任に追い込まれた。確かに美人過ぎる政治家である。生い立ちも色々あり大変だが、全うに政治をしたい者にさせないこの国は病んでいる。若い子達が真剣に政治に取り組めば、日本ももっと変わって行くかもしれない。

  • 居住問題で辞職した元市議の自伝本。

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